July 05, 2005

献血のお願い、埼玉県のネコちゃんと神奈川県のワンちゃん

わんずているの くっくちん 様からペットポータルに、以下のご連絡を頂戴しましたので皆様にご紹介しますと共にご協力をお願い致します。

緊急!! 悪性リンパ腫と闘っているネコのコマチちゃんとゴールデンのパフィちゃんに供血をお願いします。

埼玉県所沢市の病院に来て頂くことのできる、5歳未満の子を探しています。 ネコの名前:コマチちゃん 11~12歳位 入院先の病院:埼玉県所沢市内の病院です。 センターの先生のお話によればあと1回の輸血が必要ということです。。。宜しくお願い致します。
詳しくはこちらから→ 供血のお願い
神奈川県藤沢市の病院に来て頂くことのできる、25kg程度以上位で、2~6歳程度までの子を探しています。 3週間に1度程度、継続的に輸血による治療が必要な状態です。日程などは、ご連絡をとりあうこととなります。
詳しくはこちらから→ 供血のお願い

6月24日に募集致しましたコリーのエトナちゃんには、献血して下さるペットオーナーの方が現れてくださり、6月27日に無事輸血が成功したとのことです。

■ペットポータル■関連記事:

■ペットポータル■: 供血のお願い(東京都 悪性リンパ腫のコリー犬エトナちゃん)


June 24, 2005

供血のお願い(東京都 悪性リンパ腫のコリー犬エトナちゃん)

わんずているの くっくちん 様からペットポータルに、以下のご連絡を頂戴しましたので皆様にご紹介しますと共にご協力をお願い致します。

供血のお願い

緊急!! 悪性リンパ腫と闘っているコリーのエトナちゃんに供血をお願いします。

東京都杉並区の病院に来て頂くことのできる、25kg程度以上位で、6歳程度までの子を探しています。
継続的に輸血による治療が必要な状態です。
日程などは、ご連絡をとりあうこととなります。

皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。

■ペットポータル関連記事■

■ペットポータル■: 献血公募による輸血システムの構築

投稿者 Yuki : 08:44 PM | コメント (5)

November 13, 2004

小動物内科専門誌「SAメディスン」特集「輸血」より

獣医学書籍や雑誌を出版されている株式会社インターズーが隔月で発行している小動物内科専門誌「SA Medicine」(エスエー メディスン)の33号(2004年10月刊)で、犬猫の「輸血」が特集されています。

動物病院で輸血を行う際の注意点や、ドナー(血液を提供する側の動物)を管理する際の注意点とドナー動物の福祉、千葉市獣医師会ではじめられた血液バンク登録制度、日米の輸血医療における現状についての座談会の内容が記載されています。

[輸血]
輸血の特集を企画するに当たって
 辻本 元 先生 (東京大学大学院農学生命科学研究科獣医内科学教室)
輸血を必要とする場合 ―内科疾患―
 久末 正晴 先生 (麻布大学獣医学部内科学第二研究室)
輸血を必要とする場合 ―外科疾患と手術―
 中山 正成 先生、田中 宏 先生、北村 雅彦 先生 (中山獣医科病院)
臨床における輸血の実際 ―血液型、血液型判定と交差適合試験、輸血反応―
 高島 一昭 先生((財)鳥取県動物臨床医学研究所)
臨床における輸血の実際 ―血液の保存、輸血量、輸血速度、器具と手技―
 中村 遊香 先生 (元:日本大学生物資源科学部獣医内科学研究室、現:共立製薬(株)学術部)
ドナーの管理
 土屋 亮 先生 (麻布大学獣医学部内科学第二研究室)
千葉市獣医師会による血液バンク登録制度について
 杉山 芳樹 先生 (ファミリー動物病院)
特別座談会「輸血医療について考える」 ~日米の輸血医療における現状と今後の展望~
 中山 正成 先生 (中山獣医科病院):司会
 Urs Giger 先生 (ペンシルバニア大学獣医学部医療遺伝学)
 辻本 元 先生 (東京大学大学院農学生命科学研究科獣医内科学教室)

■ペットポータル■: 献血公募による輸血システムの構築で紹介しましたように、5病院のネットワークで血液バンクを運営されているACプラザ 苅谷動物病院をはじめ、最近、訪問する動物病院で、飼い主さん向けに「当院の献血バンクにご協力下さい」という貼り紙やチラシを目にすることが多くなってきました。

動物病院で飼育している動物の多くは院内ドナーとして活躍しているわけですが、それでも不足する場合には、飼い主さんのボランティアによる院外ドナーを募集する必要性もあると思われます。

また、千葉市獣医師会のように福岡県獣医師会でも輸血医療ネットワークづくりに取り組んでおられるという話もあり、今後は全国いろいろなところで、動物の献血バンク・血液バンクが設立されることも予想されます。

その際、この特集に記載されている要点は非常に参考になるのではないでしょうか。

特に、医原性の感染はあってはならないことなので、感染症予防とフィラリアやウイルスのチェック、健康診断は必ず必要です。供血して下さる側、輸血を受ける側の飼い主さんへのインフォームド・コンセントやアドバイスも非常に重要なことと思います。

獣医学書籍・ビデオ・雑誌 [インターズー オンライン]では、この号のみ1冊でも購入できるとのことです(1冊定価 3,600円(税込み))。

投稿者 Yuki : 05:53 AM | コメント (0)

September 26, 2004

ペットポータル:献血公募による輸血システムの構築

9月3日付の投稿「■ペットポータル■: 第6回日本臨床獣医学フォーラム年次大会2004が開催されます。」で申し上げた通り、9月18-20日、ホテルニューオータニ東京で開催された同大会に参加してまいりました。

いろいろご紹介したい講演内容がございますが、表題の発表について特にご紹介したいと存じます。

献血公募による輸血システムの構築
○池田耕二 1) 内田恵子 1) 斎藤尚子 1) 苅谷和廣 1)  [敬称略]
1) ACプラザ苅谷動物病院 市川橋病院 (千葉県)

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【要約】

 輸血医療を円滑に進めるために導入したシステムの有用性
を図る目的で過去2年半の輸血記録を調査し、今後の展望も
含めて考察した。'01年6月から'03年11月までに総来院件数
193,859件中233例(0.14%)に対して新鮮全血(FWB)、保存全
血(SWB)、濃厚赤血球(CRC)、凍結血漿(FP)、新鮮凍結血
漿(FFP) のいずれかを選択し、輸血を実施した。総輸血量は
犬 14,931mL、猫 4,229mL だった。延べ件数は286例で、輸血
を受けた症例の16.7%(39例)にそれぞれ2.9回の複数回の輸
血を実施した。これらの供血システムの導入により円滑な輸血
が実施できた。

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発表を聴講して、これは非常に進んでいると感じました。 また、このようなシステムが地域ごとで、中核となる動物病院で組むことができれば、「献血バンク」という発想も不要となるほどの理想的なシステムではないかと考えられました。

こちらの動物病院ではこれまでも、院内及びスタッフの飼育動物(犬 7頭、猫11頭)から定期的に血液を採取して、輸血用血液を準備して保存されていたそうですが、スタッフの動物のみでは輸血の必要十分量を確保することが困難であったために、飼い主さんへの公募システムを始められたとのことです。

献血動物の公募は、一定の条件(1~6歳齢、去勢・未経産、犬は体重25kg以上、猫は体重4kg以上、主要なワクチン済みなど)を満たした犬及び猫から年2回、供血されるとのことです(犬は200-400mL 、猫で60mL)。
血液検査、血液化学検査、身体検査、糞便検査、尿検査、犬ではフィラリア抗原検査・血液塗沫によるバベシア検査、猫ではFIV(猫免疫不全ウイルス)・FeLV(猫白血病ウイルス)・FCoV(猫コロナウイルス)・トキソプラズマ抗体及び血液塗沫によるヘモバルトネラ検査が行われて(これだけ、採血前に行ってもらえたら、血液を提供する側のワンちゃんネコちゃんにとっても立派な健康診断ですよね!)、採血されるそうです。

新鮮全血は6℃以下で採血後72時間以内、保存全血は6℃以下で21日間、濃厚赤血球(PCV80%以下)は6℃以下で21日間、新鮮凍結血漿はー80℃以下で1年間、凍結血漿はー80℃以下で3年間保存とのことです。

公募開始後12ヶ月間での献血実施頭数は犬50頭、猫55頭と非常に多く、質疑応答の時間で、別の病院で勤務されるVT(動物看護師)の方から、希少な血液型の犬猫に輸血が必要な場合はどうするのか、との質問がなされましたが、これならば血液不適合などの事態が生じても、うまく対処できるのではないかと感じられました。

このシステムは、座長の本好先生やアドバイザーの細井戸先生・高倉先生からも高い評価を受けておられました。

特に、全血輸血ではなく成分輸血が行われている点は、輸血による副反応が起こる可能性を減らすためにも非常に有用だと思います。
実際、輸血中に問題が生じたのは233例中3例のみ(1.29%)だとのことです。

また、発表者の池田先生から「定期検診に血液型判定を含めることは、クライアントに対して獣医輸血医療の重要性の意識を高める上で効果的である」とのご意見もありました。

投稿者 Yuki : 11:40 AM | コメント (13)

September 25, 2004

第一化学薬品(株)、動物薬事業から撤退

犬・猫の血液型判定の「ラピッドベット-H 犬・猫血液型判定キット」の販売元である第一化学薬品株式会社が平成16年9月末日付で動物薬事業から撤退し、本製品の販売が共立製薬株式会社に移管されることになります。

これは、第一製薬株式会社、第一ファインケミカル株式会社が平成16年6月に動物薬事業から撤退したのに引き続くものです。
(第一製薬(株)の合成抗菌剤「動物用タリビッド錠(オフロキサシン)」や第一ファインケミカル(株)の犬フィラリア症予防薬「パナメクチン錠(イベルメクチン)」などの製品は、明治製菓株式会社に移管されています。) 

犬猫の輸血について学術的な側面でご協力下さいましたtaniさんから情報のご提供がありました。

但し、獣医師の先生方、飼い主の方々には、実際上の問題はほとんどないと考えられます。

平成16年10月1日から「ラピッドベット-H 犬血液型判定キット」および「ラピッドベット-H 猫血液型判定キット」の販売業務は第一化学薬品㈱から共立製薬㈱に継承されますが、継承される共立製薬㈱は動物薬を扱うメーカーの中でもトップクラスの会社であり、販売元が変わったというだけで今までどおりワンちゃん・ネコちゃんの血液型は測定できます。

安全な輸血医療のためには血液型測定とクロスマッチテストの併用が不可欠だと考えます。

飼い主のみなさんも、ワンちゃん、ネコちゃんの血液型を健康なときに測っておいてはいかがでしょうか。いざというとき供血してもらえる相手が探しやすいというメリットがあります。

投稿者 Yuki : 09:47 AM | コメント (0)

September 07, 2004

ラッキーちゃん、ありがとう。

かなしいお知らせがあります。
多くの飼い主さんから応援を頂いていたラッキーちゃんですが、昨日、亡くなったそうです。

色々お世話になりましたが、ラッキーはやはり私の状態を察したのでしょう。
急変し本日9時に私のおきるのを待って私の胸の中で永遠の眠りにつきました。
今まで本当にありがとうございました。
こんなに私思いの子はいませんでした。

土曜日にメルマガを発行し、そこからも供血の申し出があり、またご自身でも供血して下さるワンちゃんをみつけてこられて、望みをつないでおりましたのに。

ラッキーちゃん、よくがんばったね。もう痛くないからね。

ラッキーちゃんの冥福を心よりお祈りします。
皆様、応援やご協力、本当にありがとうございました。

投稿者 Yuki : 09:00 AM | コメント (1)

September 03, 2004

第6回日本臨床獣医学フォーラム年次大会2004が開催されます。

2004年9月18日(土)19日(日)20日(月・祝)に、ホテルニューオータニ東京 ザ・メイン(TEL:03-3265-1111)において、第6回日本臨床獣医学フォーラム年次大会2004が開催されます。

第6回日本臨床獣医学フォーラム年次大会2004

市民フォーラムも充実しています。
【市民フォーラム】
はじめて犬を迎えた時のしつけ方/高倉はるか先生(相川動物医療センター)
 ※高倉先生は、TVの「どうぶつ奇想天外」でもおなじみの先生ですね!

今1番気になる人と動物の共通感染症のホント-BSE,SARDS,鶏インフルエンザ,etc./杉田繁夫先生(日本中央競馬会)

身体障害者補助犬法施行にあたって-障害者の社会参加と補助犬の役割/高柳友子先生(NPO法人日本介助犬アカデミー)

高度化する伴侶動物医療と動物医療保険/小森伸昭氏(アニコム)
  ※小森氏は、 anicom の理事長です。

まだまだありますよー。

聖路加国際病院の小児科病棟-動物介在活動,動物介在療法/(日本動物病院福祉協会)

気がついたら問題行動だった/高倉はるか先生(相川動物医療センター)

-人と動物の絆-ヒューマンアニマルボンド教育/加藤 元 先生(ダクタリ動物病院広尾セントラル病院)

私たちは命の預かり主-伴侶動物と暮らし始める前に,私たちは命の預かり主-伴侶動物との素晴らしい暮らし,そしてお別れとその後まで/柴内裕子先生(赤坂動物病院,日本動物病院福祉協会)
 ※柴内(しばない)先生のお話を伺いますと、いつも新しい感銘を小職は受けます。

今問われる伴侶動物の遺伝性疾患/陰山敏昭先生(麻布大学,日本動物遺伝病ネットワーク)


また、獣医師向けの【症例検討会】では、
献血公募による輸血システムの構築/池田耕二先生(ACプラザ苅谷動物病院市川橋病院)
の発表がなされる予定です。どのようなご発表なのか興味深いですね。

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投稿者 Yuki : 10:28 PM | コメント (0)

August 29, 2004

ラッキーちゃんの現状(第3回目の輸血)

現在、■ペットポータル■: 東京都で供血して下さるワンちゃんを求めています。で、皆様にご協力をお願いしているラッキーちゃんが、今日、輸血が無事に行われたと飼い主さんから連絡がありました。
これは、ペットポータルが把握している限り、第3回目の輸血となります。

本日無事輸血いたしました。
私も一緒にカウンセリングルームにて、ソファーに寝たままリラックスした状態で輸血していただけたので、途中途中で水を飲んだり、休んだりと心身ともに安心した状態で輸血を受けることが出来ました。
供血してくださったワンちゃんも元気で終わったあとおやつをもらって、大喜びでお帰りになりました。
色々な方にご協力いただいて本当に感謝の毎日です。家についたら、元気にご飯を食べ、今は休んでおります。

とことんまで話をきいてくださって、治療を協力していただいている現在の先生にも感謝いたしております。まだまだ、輸血は必要な状態ではありますが、少しだけではありますが、薬もかえて、貧血の下がり具合が緩やかになってきているようです。

しかし、ショックな知らせもありました。
お腹の腫瘍が気になって、超音波を希望して、検査をしたところ、複数の腫瘍が見つかりました。
細胞もとってもらいましたが、やはり、正常細胞ではありませんでした・・・。
でもラッキーは自分でご飯を食べ排泄もして元気な状態は何とか、皆様のご協力をえてQOLを保っていきたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。

ラッキーちゃんの腸疾患に複数の腫瘍がみつかったとのことです。非常にショックを受けられたことと存じますが、気落ちされませんようお祈り申し上げます。

前回(8月20日)の輸血後、引き続き、供血して下さるワンちゃんを募っておりましたが、なかなか良いご連絡がないとのことで、飼い主さんが自ら、動物病院を替えて、そこに来院されているワンちゃんの飼い主さんとご依頼されて、急遽今回の輸血につながったとのことです。

先日病院を替えて、診察に参りましたら、ゴールデンのオーナーさんが心配して声をかけてくださって、状況をお話したら、犬に輸血があること自体知らなかったということで、ラッキーのためにこの子で協力できればということですぐに採血を協力してくださってクロスマッチでOKがでて、日曜日に輸血することが決まりました。
一般の方にはやはり知られていないことが現状の事実だということ、獣医師からも通常お願いすることは出来ない現状をどこの病院でもみせられましたが、今回病院を替えて診察していただいた際に、出会った方が親切な方で本当に命拾いした状態です。

今後も、ラッキーちゃんのQOLが維持できるよう、ペットポータルでもいろいろと考えていきたいと思っています。
今、一番心配しておりますのが、ラッキーちゃんの体内に、輸血によって抗体ができていないかどうか、というものです。
「獣医学臨床シリーズ」第12巻「輸液と輸血」(織間博光・江島博康 共著、学窓社刊)によれば、以下の記載があります。

「著者の経験では供血犬や輸血回数がともに複数の場合、輸血の副作用の発現率はきわめて高く、また副作用の程度はかなり激しいものとなっている。あらかじめ輸血療法の計画を立て、頻回輸血が必要であるか否か、供血犬の確保はできているか、血液型の適合性はどうかなどを確認しながら行う必要がある。」

「著者らも現在までに種々の(血液型の)組み合わせで、赤血球または全血による免疫を試みたところ、23例中15例(65.2%)に免疫抗体の産生を認め、早いものでは初回免疫後3日目、遅いものでは28日目であった。このように免疫抗体の産生率は低いとはいえない。輸血を行おうとすることはきわめて重要な事柄であり、この意味から輸血時の血液型交差適合試験(クロスマッチ)は不可欠と考えられる。」(115~116ページ、輸血の副作用とその予防)

次回、ケンタママのご厚意で前回の輸血から3週間後に、ケンタくんからまたラッキーちゃんに輸血してもらえることになると思いますが、クロスマッチ試験の結果次第では、ケンタくんとラッキーちゃんの血液が不適合となる可能性も否定はできません。その場合、体内で輸血した後にそのような拒絶反応が起こることを防ぐために、輸血直前に採血した血液によるクロスマッチ試験は重要です。

また、■ペットポータル■: ペットの血液型を知ることからはじめましょう。でも述べましたように、ペットの血液型を、ペットが健康なときに調べておくことも重要だと思います。
血液型がまずマッチしていればそれだけクロスマッチが適合する確率があがります。
血液型判定の普及の大切さも改めて感じています。

*****上記の通り、このラッキーくんには供血して下さるワンちゃんが数頭あらわれて下さり、3度の輸血が行われましたが、直腸ガンのため、9月6日亡くなられました。*****

■ペットポータル■: ラッキーちゃん、ありがとう。
ご支援下さった方々に御礼申し上げます。

また、プライバシー保護のため飼い主さんのお名前・メールアドレス・電話番号の記載は削除しました。ご了承下さい。

投稿者 Yuki : 11:36 PM | コメント (0)

August 26, 2004

フェレットちゃんも献血をなさっています。

ペットポータルもお世話になっているリンク先のCinnamons.jp (フェレット) - シナモン系フェレットのユニットCinnamons.jp(シナモンズ ジェイピィ)さんのところでは、10頭のフェレットと、ミニチュア・ダックスフンド・ロングヘアーの”ヴァン”くんを飼っておられます。

10頭も飼われていらっしゃるのも驚きですが、
Cinnamons.jp (フェレット) - エピソード-おと、献血に協力
では、主治医の先生から連絡を受けて、急遽(きゅうきょ)、献血に協力なさっているのにも驚きです。

「おと」ちゃんはパステルシナモン系の毛色を持つ男の子だと、Cinnamons.jp (フェレット) - プロフィールにありました。

供血したおとくんの飼い主さんであるたまさんと、輸血を受けられるフェレットちゃんの飼い主さんとは面識がなく、ボランティアでの献血参加なんですね

このエピソードを読んでいると、やはり犬猫だけでなく、フェレットも含めて、コンパニオンアニマル(伴侶動物)としてのペットの献血システムが必要だと強く実感しました。
また、献血する側の飼い主さんも動物も時間の負担もあり、献血した際に健康検査を受けられるなど、献血した側にもメリットがあるのでは、と感じました。

たまさんは、もしものこと(クロスマッチで供血できない場合)も考えて、自分だけじゃなくて、他の飼い主さんのたれぱんださんも誘って、モーくんというフェレットちゃんも病院に連れて行かれました。そのような飼い主さん同士のネットワークと言いますか、お友達同士だと、供血の協力も頼みやすいかもしれません。

Cinnamons.jp (フェレット) - シナモン系フェレットのユニットCinnamons.jp(シナモンズ ジェイピィ)さんのサイトでは、それぞれのフェレットちゃんの通院履歴や、動画集もあり、楽しみながら勉強にもなります。

ぜひご訪問になって下さい。それで、どれかお気に入りの記事があれば、何かコメントを残していただければ、と存じます。

投稿者 Yuki : 11:36 PM | コメント (4)

August 25, 2004

引き続き、供血犬のお願い

輸血後のラッキーちゃんの様子を、飼い主さんのHさんからお伺いしました。

現在ラッキーはステロイドのプレドニン20mg/日を服用しているのですが、それが一番心配で、水様便が一気に100ccほど出ます。(他には抗生剤・ラノフェン・フラジール・アドナ)
一日2回止しゃ剤(ロペミン)を服用させて、本日は軟便になりました。
獣医師の先生は、(水様便の)原因は薬のせいではないといっておられましたが、心配は消えません・・・。
しかし、便への出血はなくなってきたようです。(本日は)茶色軟便でしたが、におい的に血の臭いはなかったので、このまま出血が止まり、元気になるための方向に願う毎日です。

学窓社の「「獣医学臨床シリーズ」の第12巻「輸液と輸血」(織間博光・江島博康 共著)によれば、
「供血動物からの採血は、20mL/kgの採血量であれば2~3週の間隔で行うことができる。」
「イヌの循環血液量は90mL/kgであるので、体重10kgのイヌは900mLの循環血液量を有する。出血性ショックは循環血液量の約1/3量を失ったころから発現するので、安全限界量を1/4とすると、1回当たりの安全限界採血量は10kgのイヌでは225mLとなる。これらの数値は動物の状態により多少変動する。このような血液量を採取した場合は、乳酸加リンゲル液などを用いて不足した循環血液量やサードスペースへの喪失分の補填を行うべきである。」(77~78ページ、輸血法の実際)

8月20日に■ペットポータル■: ハッピー・バースディ・トゥ・ラッキーちゃんで記載しました通り、今回はケンタママのご厚意で、ケンタくんから供血してもらうことができました。

供血時に病院で行われたケンタくんの血液検査では、何ら異常は認められず、獣医師の先生から、健康そのもので供血には、体調、態度ともに適しているとお褒めの言葉までもらわれたそうで、ケンタママも喜んでおられました。ケンタくんの体内では、今、新たな血液の再生が盛んに行われていることでしょう。本当にありがとうございました。

コメントを下さったCinnamons.jpのたまさんからのご意見 「でも、供血してくださるわんたんがケンタくんだけだと、ケンタくんの体調不良や予防接種に重なるとか、なにかの事情で供血できないことがある可能性もあるので、バックアップで供血可能なご協力いただけるわんちゃんを引き続き募集なされた方がよいのでないか、と思います。」に、ペットポータルも賛成いたします。

東京都内でボランティアで供血して下さるワンちゃんを引き続き、募集いたします。

人の献血と同様、飼い主の皆様の善意におすがりするしかない状況です。
なにとぞ宜しくお願い申し上げます。

供血にご協力いただけるペットオーナーの方は、Hさん宛て(電話・メール:省略)でご連絡をお願いします。
皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております

*****このラッキーくんには供血して下さるワンちゃんが数頭あらわれて下さり、3度の輸血が行われましたが、直腸ガンのため、9月6日亡くなられました。*****

■ペットポータル■: ラッキーちゃん、ありがとう。
ご支援下さった方々に御礼申し上げます。

また、プライバシー保護のため飼い主さんのお名前・メールアドレス・電話番号の記載は削除しました。ご了承下さい。

投稿者 Yuki : 08:30 AM | コメント (6)

August 21, 2004

ハッピー・バースディ・トゥ・ラッキーちゃん

こんばんは。エントリーが遅くなってすみません。皆様が待っておられた東舘さんのラッキーちゃんの輸血について、昨日、クロスマッチ試験の結果、無事に輸血が行われたそうです。

昨日、供血してくださったワンちゃんはケンタくんという名前だそうで、飼い主さんは匿名ですが、ケンタくんから無事、ラッキーくんに輸血することができたそうです。本当におめでとうございます。

とってもおとなしくて可愛いケンタくんは、採血もおとなしくさせて下さり、そして健康で(クロスマッチ試験の結果も問題なく)、300ccいただくことができました。(動物病院では)ケンタくんにもそのあと補液もしてくれて、病院側もすごく気遣いをしていただき、オーナーさまも安心して帰られました。夜も(ケンタくんは)元気でご飯も食べたと連絡がありました。
本当に感謝、感謝です。 私たちにとってラッキーな誕生日になりました。
本当にありがとうございました。
ほかに供血犬の連絡はまだありませんが、ケンタくんのオーナーさまのような方から連絡があることを願っております・・・。

本当に良かったですね。ラッキーちゃん、誕生日おめでとうございます。無事に輸血ができて良かったですね。
そして、ケンタくん、ありがとうございました。ケンタくんの飼い主様、重ねて本当にありがとうございました。

投稿者 Yuki : 03:47 AM | コメント (4)

August 20, 2004

今日は、貧血と闘うラッキーちゃんの誕生日です。

今日、供血をお申し出下さった善意あるペットオーナーの方がワンちゃんをお連れくださり、待ち合わせ場所の病院でお会いになって、クロスマッチ検査の結果で、腸疾患による下血で貧血と闘っているラッキーちゃんに輸血されるかどうかが決まるそうです。
もし合わなければ、他のワンちゃんからの供血が必要ということになります。引き続き、皆様のご厚意を切にお願いいたします。

そして今日(8月20日)は、そのラッキーちゃんの誕生日でもあると飼い主さんの東舘さんから伺いました。

毎日毎日、私どものために、お手数おかけして本当に感謝の言葉しかでてきません。
20日金曜日はラッキーの誕生日の日でもあります。
誕生日がこの子にとって、ラッキーな日であることを願い・・・。
本当にありがとうございます。

善意の方と出会う今日が誕生日というのは素晴らしい奇縁かもしれません。

一日一日を懸命に、ガンバっているラッキーちゃんと、供血して下さるワンちゃんの血液との間に、急性の拒絶反応などがなく、少しでも容態がよくなってくれるよう、QOL(生活の質、クォリティ・オブ・ライフ)が向上できるよう、陰ながら小職も祈っております。

ラッキーちゃん、誕生日おめでとう!!!

そして、他にもたくさんの、病気と闘っているワンちゃんネコちゃん達にもエールを送りたいと思います。

がんばれ!!! そして、飼い主さん達、皆さん、がんばって下さい!!!


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もしこの経緯をご存知なく、検索エンジンなどから、辿り着かれた方は、こちらからお読みいただければと存じます。
■ペットポータル■: 東京都で供血して下さるワンちゃんを求めています。
■ペットポータル■: 供血にご理解ご協力をありがとうございます。引き続きご協力をお願い致します。


投稿者 Yuki : 01:00 AM | コメント (0)

August 18, 2004

供血にご理解ご協力をありがとうございます。引き続きご協力をお願い致します。

8月16日のエントリー■ペットポータル■: 東京都で供血して下さるワンちゃんを求めています。に、ペットオーナーの皆様方、数多くのご協力をありがとうございます。

本日、善意ある飼い主さんの御一方(おひとかた)から、ワンちゃんの供血のお申し出があったとのご連絡を、ラッキーちゃんの飼い主さんの東舘(ひがしだて)さんから頂戴しました。以下に引用させていただきます。

本日1名の飼い主さんの方から供血犬の申し出をいただきました。
金曜日の日に病院で直接お会いすることになりました。
クロスマッチしてみないと輸血できるかどうかまだわかりませんが、わざわざ来てくださるということであとは輸血が出来るよう祈るのみです。
見ず知らずの方ですのに皆さん親切で感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
今回の輸血と薬がマッチしたら悪化状態は一時しのげることとなりますが、輸血の量が確保でき状態が回復できれば、手術の方向で根治治療にも可能性がでてきます。
もし手術ができなくても、マッチする薬が効いてくるための間数回は輸血が必要な状態ですので、そちらの可能性にもかけられます。
その間色々ご迷惑・協力いただくと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

 今回、ペットオーナーの皆様が開設されているBLOG(ブログ)から、たくさんの献血犬ご協力依頼の記事を投稿してくださいました。その皆様のHPを以下の通り、「続きを読む」でご紹介したいと存じます。

L U N A
L U N A: 供血のご協力をお願いいたします

bAbi-Boo Days
bAbi-Boo Days - 東京都で供血して下さるワンちゃんを求めています#p01

Japan Dog Journal
Japan Dog Journal: 献血のお願い!

柚子庵 - @ XOOPS
柚子庵 - 柚子庵 : 供血のお願い(ラッキーちゃん)

闘うわんこ達ブログ
闘うわんこ達ブログ | 東京都で供血

Love Tim
Love Tim:供血のご協力をお願いいたします

さんぽみち
さんぽみち: 供血のお願い!/東京都

Mainichi まいにち書けないMainichi♪
Mainichi | 輸血のお願い

GF*days
GF*days | 供血のご協力をお願いします

みそログ。
みそログ。: 供血のお願い

重ねて御礼申し上げますと共に、引き続きのご協力をお願いします。
新たに、トラックバックして下さった方も、順次、ご紹介していきたいと存じます。宜しくお願いします。

投稿者 Yuki : 11:52 PM | コメント (3)

August 16, 2004

東京都で供血して下さるワンちゃんを求めています。

東京都杉並区新高円寺にお住まいのHさんの14歳のワンちゃん、ラッキーくん (♂、体重9.5kg)が腸疾患による下血のため、貧血と戦っています。
どなたか、飼っておられるワンちゃんの血液を200ccほど、供血犬としてボランティアでご協力をお願いできないでしょうか。

供血してもいいよ、と仰られるペットオーナーの方は、Hさん宛て(電話またはメール:記載省略)でご連絡をお願いします。
皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております


Hさんからお伺いしたところでは、輸血を行う病院は、日本動物医療センター(東京都渋谷区本町6丁目22番3号)を予定されているとのことです。

もしご不明の点があれば、Hさん宛て、またはペットポータルまでご連絡下さい。

*****このラッキーくんには供血して下さるワンちゃんが数頭あらわれて下さり、3度の輸血が行われましたが、直腸ガンのため、9月6日亡くなられました。*****

■ペットポータル■: ラッキーちゃん、ありがとう。
ご支援下さった方々に御礼申し上げます。

また、プライバシー保護のため飼い主さんのお名前・メールアドレス・電話番号の記載は削除しました。ご了承下さい。

投稿者 Yuki : 03:25 PM | コメント (1)

June 07, 2004

いよいよ千葉市獣医師会が血液バンクを準備中

皆さん、朗報です。 千葉市獣医師会が、犬・猫のために「血液バンク」をつくる計画を進めていることが、日本経済新聞(6月5日 夕刊)で報道されました。

  犬・猫にも血液バンク 大切なペット 手術に備え
     千葉の獣医師会計画  飼い主 組織化
  病気やけがで輸血が必要になる犬や猫のために、ボランティア
  による「血液バンク」をつくる計画を千葉市の獣医師会が進め
  ている。いわば人間の献血制度にあたる仕組みで、獣医師会
  単位では初の試み。全国の獣医師やペット愛好家は「制度が
  軌道に乗れば多くの命が救えるはず」と注目している。
                        (日本経済新聞 2004.6.5)
    

続きには、以下のように書かれています。

   千葉市獣医師会の計画によると、あらかじめ飼い主に協力を依
  頼し、血液型や病気の有無を調べた上でリストに登録する。
  採血による健康上の影響を少なくするため、ドナー登録に際して
  は「体重5キロ以上(犬)」「満一歳から七歳(犬、猫とも)」などの
  条件を設定する。
   手術などで輸血が必要になった場合、獣医がリストの中から血
  液型が一致し、施術する場所から地理的に近いドナーを選び、
  飼い主に依頼する仕組み。飼い主が了解すれば病院で採血。
  飼い主への金銭的な謝礼はなく、「感謝状」が贈られるのみ。
  飼い主同士の助け合いのネットワークだ。
                      (同  日本経済新聞 2004.6.5)

4月から開始されるとの情報もありましたが、今月(6月)から登録が開始とのことです。

   今月中にも各病院にポスターなどを張り、登録の呼びかけを始
  める予定。計画を担当している千葉市のファミリー動物病院の
  杉山芳樹院長は「登録数が多いほど効果は高い。将来は市内
  で犬猫合わせて千二百匹程度登録される体制を目指したい」
  と話す。
                     (同  日本経済新聞 2004.6.5)

著作権に配慮して、新聞をすべて引用することは差し控えますが、都心の住宅地として実質的に人口の多い都市(つまり、ペットが多く、輸血が必要とされるケースも多いと予想される都市)で、このような試みが行われるのは本当に素晴らしいことと考えますし、日本獣医師会の談話にあるように、全国に波及していくことを大いに期待したいと存じます。


投稿者 Yuki : 11:53 PM | コメント (2)

February 08, 2004

ペットの献血車の記事紹介(音声つき)

「読みやすい英文記事。趣味の英単語集め。英語にコミットするための方便ウェブログ。」を紹介されているJay's Private Papersで、ペンシルバニア大学の犬の献血車の記事が紹介されていました。

Jay's Private Papers: 【記事】犬の献血車(Flash版)

Flashで、飼い主さんの"生"の声を(もちろん英語ですが、献血中のワンちゃんの声も(笑))を聴くことができます。

ペットポータルでは、採血する側(獣医師・動物看護師)からの紹介をしておりましたが、こちらでは飼い主さん側からの感想が紹介されていて、非常に興味深いです。

また、もう一つ投稿がなされています。あわせてご覧下さい。

Jay's Private Papers: 【記事】犬の献血車

このように主旨は異なっても、海外でペットの献血・輸血が実現されていることがさまざまなところで紹介されることは、非常にうれしいですね。私たちも励みになります。


投稿者 Yuki : 10:53 AM | コメント (0)

January 20, 2004

日本獣医師会雑誌でのご提言

日本小動物獣医学会副会長で、社団法人 奈良県獣医師会副会長の中山先生が、日本獣医師会雑誌の診療室というコラムで「小動物の輸血医療」と題してご提言をしていらっしゃいます(平成15年5月20日号)。

原文はこちら↓
日本獣医師会雑誌 平成15年5月号

先生のところでは、DEA1.1(陰性)、DEA1.1(陽性)のそれぞれゴールデンリトリバーとA型の日本猫3匹を飼育されていて救急時に出動してもらっておられるそうです。
ワンちゃん・ネコちゃんらのごほうびは、もちろんペットフードの缶詰だそうです。

本文中でおっしゃっておられるように、ペンシルバニア州立大学で構築されている供血ボランティアネットワークシステムは、かかる経費が市民からの寄付によっているということだそうです。

そして、「わが国でも動物輸血医療を発展させていくためには,大学獣医学部や獣医師会が中心となってこうした取り組みを早急に検討する必要があるのではないだろうか.」と仰っておられます。

普段から小職も非常にお世話になっている中山先生ですが、いつもお忙しい身にもかかわらず、その進取の気性とエネルギッシュなご活躍、周りに対する気配りに本当に敬服しております。

非常に心強いご助言をいただけたように思っております。

なお、日本獣医師会雑誌は1999年1月号からバックナンバーを、オンラインで読むことができます。
日本獣医師会雑誌

投稿者 Yuki : 10:36 PM | コメント (2)

January 10, 2004

ペンシルバニア大学の取り組み

"自分の犬が、生命を守るために何かをなしたという満足感が、飼い主さんの目に映っているわ"

ペンシルバニア大学獣医学部では、3,000頭以上の献血動物のリストがあり、登録する飼い主の数は年々さらに増えています。
どのようにして始まったのか、ペットの血液バンクに関わる3名の動物看護師さんが説明しています。
(以下、抄訳:Yuki)

「血液を分けてね、ファイドーちゃん(犬の名)。あなたもいつかお世話になるかもしれないわ。」
The Penn Animal Blood Bank(ペンシルバニア大学動物血液バンク)スタッフである3名の動物看護師は、このメッセージを10年間以上も、飼い主さんに訴えつづけている。

The Penn Animal Blood Bankは、ボランティアによる動物献血活動としては米国で最も歴史が古く、献血用の自動車bloodmobileはここだけにしかない(2002年当時)。

動物輸血治療の分野におけるこのチームの先駆的な努力は、国中でお手本となり、2002年にはスタッフがこの業績をたたえられて表彰を受けた。表彰式には、この3名の動物看護師と10名の関係者が出席した。

献血の要望に応じてくれる飼い主のおかげで、大学病院にある献血バンクまたは献血車に連れてこられるイヌ達の献血で、毎年、約2,000単位の血液製剤が集められている。献血車は、4州の動物病院やケンネルクラブを巡回している。

Q. 血液バンクを設立することになったきっかけは?
A. Donnaさん(獣医看護学ディレクター、経歴20年):1987年に血液製剤の必要性に応じて始めました。ヒトで行われている方法をみて、そのコンセプトをイヌに当てはめたのが始まりです。その後、利用可能な血液製剤が多くなるにつれて、使用量も増えて、私たちも多くを学び、1988年に急速に発展しました。 私はこのプログラムを公開し、次の2年間は動物の輸血の必要性について一般大衆を啓発することに費やしました。たいてい最初に言われたのは、イヌに輸血が必要だなんて知らなかったということでした。それが次には、「どうしたら私たちがお手伝いできるの?」ということに変わっていきました。そして、どんどん大きく大きくなっていって、今ではプログラムに3,000頭以上のドナー(献血動物)が参加してくれるまでになりました。

Q. どのようにして血液を集めるんですか? そして集めた後はどうするんですか?
A. Wendyさん(大学付属動物病院勤務、7年): 少なくても、ここ6-7年、1週間に2-4回、計画的にどこかに献血のドライブに出ています。基本的に、ドッグクラブやケンネルクラブに所属している人や、動物病院で勤務している人が、私たちの献血ドライブの予定を立ててくれます。その人たちが私たちの求める要件に基づいて、アポを取り、イヌを集めてくれます。それで私たちは、予定時刻に献血車を運んで、10頭から16頭のイヌから血液を4時間くらいで採取して、持ち帰り、全ての血液製剤を処理します。

私たちはもう今では全血を使うことはほとんどなくなりました。私たちは、赤血球成分、血しょう、他の血しょう製剤に分離して処理しています。

ドライブするのは、ペンシルバニア州、ニュージャージー州、デラウェア州とメリーランド州です。
原則として片道1時間以内としています。これは血液を採取して持ち帰って、同じ日の内に処理して、冷凍する必要があるためです。
また、学部、スタッフ、学生のイヌそして、付属病院内ですぐにボランティアをしてくれる飼い主さん用に、大学内を運転することもあります。

Q. 献血をするために、イヌを拘束しなければなりませんか?
A. Wendyさん: 多くの飼い主はイヌを抱き上げて、手術台の上に寝かせて、イヌの頭側に立ちます。飼い主さんは頭側に立って私たちがイヌを軽く拘束するのを助けるばかりか、顔のすぐ横で、大丈夫だよとイヌに安心させてくれています。私たちが唯一拘束するのは、首を確保するために前肢を少し後ろに固定するだけです(血液は、イヌの頚静脈から採取します)。

献血の後、イヌが目覚めたら、ごほうびとしてボウル一杯の缶フードをあげます。私たちが大好きなのは、何回か献血を経験すると、多くのイヌが献血車の方に駆け寄ってくることです。私たちに会うためにイヌ達が戻って来ると思いたいのですが、実際は・・・

Q. フードをもらうため?
A. Donna: (笑いながら) そう、フードをもらいに来るんです。

Q. この仕事の最も満足できるところってどんなことですか?
A. Donnaさん:私が、この仕事で最も満足できるところは、無事に飼い犬が献血できたときに飼い主さんが見せる顔をみることですね。自分の犬が、生命を守るために何かをなしたという満足感が、飼い主さんの目に映っています。これ以上に良いことを私は他に知りません。

Wendyさん:私にとって、この仕事の最も満足できることは、実際に外で、なぜイヌに輸血が必要かをお教えすることができることです。人々が思いつきもしないような病気で、動物は輸血が必要になるんですから。

Kymさん(大学付属動物病院勤務、6年): ここに来る動物は皆、とても重症で、助けを必要としています。飼い主さんが、口頭であれ手紙であれ、後で、「輸血してくださってどうも有り難う」と言ってくださる。病気だった動物が元気になって退院するのを見るとき、私はとても感動します。

ボランティアで自分のペットの献血を行うことに興味のある方は、Penn Animal Blood Bankまでお電話下さい。


原文はこちら↓
The Penn Current / April 25, 2002 / Staff Q & A: Penn Animal Blood Bank Team

投稿者 Yuki : 05:18 PM | コメント (0)

November 30, 2003

飼い主さんとワンちゃんネコちゃんの血液検査の正常値

1.年1回の健康検査の重要性

皆さんは、たぶん年に1回の健康検査を受けておられることと思います。ふだん健康に生活をしているつもりでも、検査で異常がみつかる場合がありますよね。

では、ペットたちはどうでしょうか。小動物は人間よりも早く年をとると言われています。一応の目安として、次の年齢の換算表が挙げられています。

age.bmp
大日本製薬(株)アニマルサイエンス部のサイトから抜粋

 年齢換算はいろいろありますので、どれが正しいかは別として、人間よりも早く年をとるのは寿命からみて確かでしょう。そのように考えれば、人間の1年の間に何歳も多く年をとり、そして身体の不具合を本能的に隠す動物であるということを考えれば、年1回のペットの健康検査の重要性を理解されるのではないでしょうか。

2.健康検査はいつ受けさせるのが良いのでしょうか?

 4-6月に健康検査を受けようとすると、動物病院は「狂犬病予防」に「ワクチン接種」「フィラリア予防」のための「ミクロフィラリア検査」などで、大忙しです。検査会社も数多くの検体を受けて、検査結果が出るまでに時間がかかってしまいます。また、7月の梅雨時には外耳炎や皮膚病が増えて、来院
が増えますし、8-9月の夏の暑い時期には、ペットにもストレスがかかってしまいます。

 そこで、12-2月の動物病院が比較的すいている時期にペットに健康検査を受けさせるというのも一つの考え方だと思います。
 この時期は、蚊のシーズンも終わっておりますので、ミクロフィラリア検査を受ければ、今年のフィラリア予防の効果を確認することができますし、翌年はすぐにフィラリア予防薬をもらうことができます。
 また、獣医さんも比較的、時間があるので、じっくりと診ることができます。
ふだん忙しくてできない相談もできるかもしれません。

3.血液学的所見の種類とその目的

 血液学的所見では、赤血球数(RBC)、ヘマトクリット値(HtまたはPCV)、ヘモグロビン(Hb)、白血球数(RBC)、血液像(白血球分画)、血小板数(PLT)などを測定します。

人と動物(犬猫)のおおよその正常参考値を下記に示していますのでご覧になって下さい。
人の正常参考値は、「病院で受ける検査がわかる事典、山門 實 監修、成美堂出版(2003年9月20日発行)」に記載の基準値から引用しました。

bt.bmp

赤血球数、ヘマトクリット、ヘモグロビンなどの値から貧血や多血症などの疾患を考えることができます。一般に、数値的には猫は貧血に耐えられるようです。
白血球数(RBC)は感染症の有無や免疫の低下を診断するための検査で、具体的にどんな病気が疑われるかを調べるために、白血球の種類を、好中球、リンパ球、好酸球、好塩基球、単球の5種類に分けて(分画)、さらに調べます。
血小板数(PLT)は出血や止血の機能を検査するためのものです。

4.血液生化学検査の種類とその目的

 採取した血液を遠心分離機にかけると、血球成分と血清成分に分かれます。
血清の成分を化学的に分析することを血液生化学検査といいます。
 血清には、たんぱく質、糖質、脂質、尿素、ホルモン、ビタミン類、酵素などの生命を維持するのに必要な成分が含まれています。血清は、これらの成分を体中の細胞に運び、老廃物を運び出すことで、体内の環境を一定に保つ役割を果たしています。
 血清は、全身の健康状態を反映しているので、血清中の物質がどの臓器から出てきたかを調べることで、内臓、特に肝臓、腎臓などの異常を知ることができます。この検査値だけで病気の診断を下すことはできませんが、診断のための大きな参考になるほか、病気の経過や治療の判定をみるのにも役立ちます。
また、一つの検査値だけで判断するのではなく、例えば腎臓の疾患ならば、血清尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cre)、尿酸、電解質などを組み合わせて検査します。

血液検査と同様に、人と動物(犬猫)のおおよその正常参考値を、以下に示しました。
また、血液生化学検査の基準値は、マルピー・ライフテック(株)の発行する基準値を参考として、雌雄年齢の区別なく上限と下限を記載しました。そのため、通常、正常と考えられる値よりも幅が広いと考えられるかもしれません。 個々のペットの健康検査の結果については、かかりつけの獣医師の先生にご確認下さいますようお願い申し上げます。

bbt.bmp

今回は全てを掲載できませんでしたので、また追記したいと存じます。

投稿者 Yuki : 09:38 PM | コメント (5)

November 25, 2003

化血研、イヌ用組み換えアルブミンの大量発現に成功

日経バイオテク(11月6日付)によれば、化学及血清療法研究所(熊本)は、イヌ用遺伝子組み換えアルブミンの大量発現に成功し、近く治験のための製造確認を申請する方針であることを、明らかにしました。

Nikkei BP Network | BizTech | 化血研、イヌ用組み換えアルブミンの大量発現に成功

化血研は、海外からの技術導入でヒト用の組み換えアルブミンの試験を進めており、同様の技術で製造する計画であるとのことです。

これが人体用の基礎研究のためか、動物用医薬品としての開発なのかは現状では不明です。 しかし、これが動物用として開発されるとすれば、ペットで成分輸血が進む可能性もあり、非常に期待が持てます。

投稿者 Yuki : 11:59 PM | コメント (0)

November 23, 2003

ペットの血液型を知ることからはじめましょう。

皆さんは、ご自分の血液型がA、B、AB、Oの何型であるかをご存知だと思います。また、A型の人はB型の人に輸血できないことなどもご存知でしょう。大半の人はRh(+)型ですが、Rh(-)型の血液型の方は医療機関からそのように連絡を受けていることと思います。

では、自分と一緒に生活しているワンちゃん、ネコちゃんの血液型はどうでしょうか。
あるいは、子猫がほしいと思っておられる飼い主の方は、母猫となる雌猫の血液型はご存知ですか。

もしもB型の母猫に、A型やAB型の子猫が生まれると、生まれたときはとても健康なのに、母猫から母乳をもらうと、状態がどんどん悪くなって、生後1-2日目に突然死するという『新生子溶血』が起こってしまいます。

これは、猫の場合、自分の血液型以外の血液に対して、自然抗体をもっているためです。
特にB型の猫がもつ抗A型抗体は非常に強力で、B型の母猫に、A型やAB型の子猫が生まれると、母乳に含まれる抗A型抗体を、A型(またはAB型)の子猫が吸収してしまい、子猫の体内でA型血液と抗A型抗体が激しく反応して、赤血球が破壊されてしまうのです。

また、輸血の時も同様です。A型の猫にB型の血液は輸血することはできません。同じように、溶血が起こります。
逆に、A型の猫がもつ抗B型抗体は弱いので、もしB型の血液が必要でも、どうしてもA型の血液しかないときは、B型の猫にA型の血液を輸血することは可能とのことです。
(Dr. Urs Giger氏、米国ペンシルバニア大学獣医学部医療遺伝学主任教授、2003年11月16日、第24回動物臨床医学会の講演より)

また、特徴的なことに、猫は種によってB型の血液型の出現頻度が異なります。
下の段にいくほど、B型の頻度が高くなるため、血液型を調べておくと、かなり安心できると思います。
逆にいえば、子猫がほしいのに、生ませても突然死させてしまったりしないように、あるいは急に輸血が必要になったときに困らないように、元気なときに動物病院で健康検査を受けたときに、血液型の判定をしてもらうことをお勧めします。





























表 猫の種類による血液型の分布の違い
猫の種類 A型 B型
シャム、バーミーズ、ロシアンブルー、トンキニーズ 100% 0%
ヒマラヤン、メインクーン、ノルウェージャンフォレスト 93~97% 3~7%
アビシニアン、ジャパニーズボブテイル(元は日本猫)、ペルシャ、バーマン 82~86% 14~18%
ブリティッシュショートヘア、エキゾチックショートヘア、コーニッシュ、デボンレックス 59~73% 27~41%

 ※実際の輸血の際には、ドナー(提供猫)の血液と急性の反応を起こさないかどうか、を確認するためにクロスマッチ試験を行ってから輸血することが必要です。

■犬の血液型

犬には12種類以上の血液型の存在が知られていますが、臨床上、重要であるのはDEA 1.1(犬赤血球抗原)が陽性(+)か陰性(-)であるか、ということです。
米国では、犬全体の約30~50%がDEA 1.1(+)、残り50~70%がDEA 1.1(ー)と報告されています。
DEA 1.1(-)の血液型であれば、DEA 1.1(+)の犬にもDEA 1.1(-)の犬にも輸血が可能です。

猫とは異なり、犬では自然抗体をもっている犬は非常に少ないため、初回の輸血でしたら、血液型を考慮する必要はありませんが、DEA 1.1(-)の犬に、DEA 1.1(+)の血液が輸血されると、体内でDEA 1.1(+)に対する抗体がつくられるので、再度、DEA 1.1(+)の血液が輸血されると抗原抗体反応により急性溶血反応(赤血球が破壊される)が起こります。

15年以上生きるワンちゃんも珍しくない今、輸血の回数も1回とは限らないと思います。
自分のワンちゃんの血液型も、自分のように、ぜひ調べてあげてはいかがでしょうか。

※実際の輸血の際には、猫の場合と同様、ドナー(提供犬)の血液と急性の反応を起こさないかどうか、を確認するためにクロスマッチ試験を行ってから輸血することが必要です。

※どうせクロスマッチ試験を行うのだから、血液型の判定は不要だと考えられる飼い主さんもおられるでしょう。獣医さんでもそのように仰られる方もおられます。しかし、クロスマッチ試験はドナー(供血側)とレシピエント(輸血される側)の血液が、急性の反応を起こすかどうかを調べているに過ぎません。
血液型は、犬種や性別、年齢などと同じく、飼育や診療のための基本情報だとペットポータルは考えます。何でも人と同列に考えるわけではありませんが、ペットの血液型を知ることがもっと当たり前になれば、と思います。そして、それは純血種であっても、雑種であっても同じだと思っています。

投稿者 Yuki : 12:50 AM | コメント (13)

November 19, 2003

開業獣医師の先生、コメントを願えませんか

ペットの献血バンクの必要性に、全国の開業獣医師の先生と飼い主の皆さんからのコメントを望んでおられる「ねこのクリスマス」さんからご提供のお写真です。
”続きを読む”では、病状の進んだ猫ちゃんの写真が掲載されております。本文にありますように、写真提供者の方自身も相当の気持ちを持って、ペットポータルに掲載を希望されてきたことをご理解いただければと存じます。by Yuki

058s.JPG

今日は私の大切な大切なクーちんを見ていただこうと思います。
これは脾臓摘出手術の後に写したものでお気に入りの1枚です。
クーちんは包帯代わりのネットの洋服?がとても似合っていたんですがこの写真では分からないのが残念! この頃は‘治るかも’と期待に胸膨らませていました・・・

041s.JPG

こちらは死ぬ数日前のもの・・・病院の診察台でパチリ!(すごい飼い主でしょ?) 6㎏あった体重も2キロを切り抱っこしたときその軽さに驚いた事忘れられません、自慢のお顔もステロイドの副作用で、毛が抜けた皮膚は血がにじみ痛々しく、人は目を逸らさずにはいられないでしょう・・・・  けれど私には日増しに細く小さく情けない顔になっていったクーちんの姿は生まれたばかりの子猫ちゃんのようにとても可愛く思えました。

今まで近しい人にしか見せなかったボロボロクーちんの写真、多くの人に見てもらい「こんなになっても猫は生きる事を諦めない」ことと、「こんなになっても命をつなぎ止めたい」とひたすら願う飼い主がいることを知ってもらいたいのです。
そしてクーを見て「献血バンクの必要性」についてのコメントをいただけるきっかけになればと思っております。。。

(先生方には見慣れたものかもしれませんが、ここまで切実な飼い主の気持ちを、なにとぞお察し下さい)

投稿者 Yuki : 12:30 AM | コメント (2)

米国での動物用血液バンク・プログラム

「記事抄訳」
ラブラドールのボギーは、ある日突然、虚脱状態に陥り、動物病院にかつぎこまれました。
主治医はすぐさまボギーを保定して、ペンシルバニア大学の付属動物病院に向かいました。
先生方の診断では、ボギーは胃と小腸に重度の出血性の潰瘍があり、貧血が起こっているとのことでした。

bogie.JPG


潰瘍が完全に治るまで、ボギーは自分の全身の血液量を上回る量の保存血液を輸血されました。
冷蔵庫の中に十分なドナー(提供者)からの血液が保存されていなかったら、ボギーは死んでいたかもしれません。
ペンシルバニア大学では、"Pets help pets"(ペットがペットを助ける)ボランティア・血液ドナー・プログラムというシステムがあり、ボギーはその血液の提供を受けて助かりました。

Bellwether 50: Bogie & the Penn Animal Blood Bank

投稿者 Yuki : 12:20 AM | コメント (0)

November 11, 2003

動物の輸血の一つの懸念

Yahoo!ニュース - 社会 - 共同通信

『輸血原因の感染症報告急増 日赤集計、関心高まり反映』という記事が、Yahoo!ニュースにありました。

輸血用血液へのウイルスや細菌の混入が問題化した今年夏以降、輸血の安全性に対する関心の高まりを反映して、医療機関から日赤への報告が急増したもので、特に10月の細菌に関する報告は従来の約6倍にまで跳ね上がったことが、10日までの日赤の集計で分かった、とのことです。

 中には、「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)」などの感染もあり、献血血液というよりも、院内感染が疑われる例も含まれているとのことですが、人でもこのように、輸血との因果関係確認を進めている状況ですので、動物での輸血でも、ドナーのウイルスや細菌感染の事前チェックなどが必要かもしれません。

投稿者 Yuki : 11:45 AM | コメント (14)

November 07, 2003

米国の動物用人工血液

写真は、米国で承認されているイヌ用の人工血液「Oxyglobin(オキシグロビン)」です。ボストンに本社を置くBiopure(バイオピュア)社製造の動物用医薬品です。

oxyglobin1.JPG

もう少し大きい画像で見たい方はこちら

血液補給は、単なる水分補給とは異なり、ヘモグロビンによる酸素補給という重要な役割があるため、交通事故による大量出血や、出血を伴う外科手術などでは不可欠なものです。

この製品は室温で2年間保存可能であるので、非常に高価な製品ですが、緊急の輸血用に常備する動物病院もありました。

但し、原料に牛の血液が使われているため、何度も輸血すると犬の体内に抗体ができてしまうことや、ヘモグロビンが溶出して、輸血後に血液検査が異常値を示したり、皮膚が黄色くなる(黄疸)などという副作用も米国では報告されているため、使いづらいとする日本の獣医師の先生もおられます。

また、米国では幸いBSE(牛海綿状脳症)の発生はありませんが、日本では2年前のBSEの発生以後、牛由来の成分を使用した動物用医薬品を輸入することが非常に難しくなりました。

そのため、この製品を今では「まぼろしの動物用人工血液」と呼ぶ獣医師もいます。

動物病院では、緊急の手術用に血液を提供してもらうための供血犬や供血猫を数頭、飼育して、万が一に備えているのが現状です。

しかし、その供血動物からの血液では足りない状態になったら、どうなってしまうのでしょうか?
特に大型のワンちゃんが必要としている場合や、猫でA型の血液が必要なのに、B型の血液しか準備できない場合は・・・。
 (以下、次回へ続く

関連記事 猫用の血液型判定キット新発売 のコメントと合わせてお読み下さい。

下は、ご参考までに、Oxyglobinの英文の製品説明書のPDFファイルですが、非常に重いです(約700kbあります)。
Download File

投稿者 Yuki : 12:27 AM | コメント (2)