March 14, 2005

インフルエンザ対策

不覚にもインフルエンザに罹り、発熱してしまいました。
これまで予防注射もうっておらず、発熱時にすぐに病院に行き、タミフル(オセルタミビル)などの特効薬も処方されていないので、「不覚にも」という言葉は当たらないかもしれません(~~;)

今年は7年ぶり、1998年以来の流行だそうです。
国立感染症研究所 感染症情報センター
そして、今シーズンは例年より流行が遅く、B型の患者が半数以上を占めるのが特徴だそうです。
B型インフルエンザは、流行が長引く場合が多いとのことです。

そこで、私のような何の対策もしておらず、しかも感染していない人の役に立てればと思い、調べましたのでご参考まで報告します。

日本臨床内科医会では、次のように説明されています。非常に有益な情報に富んでいます。本文はリンクからご覧下さい。
今冬のインフルエンザ対策

なお、多くの場合、発症3日後までで熱は下がりますが、解熱後も数日間はウイルスが体内に残るため、治ったつもりでもウイルスを排出している危険性は否定できません。

うがいと手洗いは、風邪やインフルエンザ予防の基本ですが、マスクも重要です。
マスクは、まだ罹っていない人のためにも有用ですが、罹っている人、あるいは治りかけている人が、自分の呼気からウイルスを咳やくしゃみで外部にまき散らして、感染を拡大することを防ぐためにも必要ではないでしょうか。

これは小学生での調査ですが、インフルエンザにかかった小学生の約半数は学校で感染し、その14~21%は病欠後に登校してきた児童から感染したとみられるとのことです。学校保健法は解熱2日後まで出席停止と定められていますが、子供たち自身も勉強の遅れを気にしてなかなか学校を休めないのかもしれません。
ニュース速報 [14―21%回復者から感染]

大人も、なかなか会社を休みづらい、まして熱が下がれば治ったような気になって出社してしまいますが、会社や部門全体の生産性を考えれば、熱が下がっても、せめてもう1日、休む勇気をもつことを考えてみてはいかがでしょうか(でも、難しいですよね、実際問題として。それでは、せめてマスクをすることを考えてはいかがでしょうか。無理して出社して、ゴホゴホ咳をして、周りから冷たい視線を浴びるのは辛いですもんね)。

関連記事:
Yahoo!ヘルスケア - お薬検索

ペットポータル関連記事:
■ペットポータル■: 米で深刻なワクチン不足に 今冬のインフルエンザ

投稿者 Yuki : 10:09 PM | コメント (0)

March 12, 2005

ワクチン接種の回数について議論する前に、日本で忘れられていること

犬猫のワクチンの追加接種は3年に一度で良いのではないか、というアメリカやヨーロッパでの議論を受けて、日本のペット医療においても、犬と猫のワクチン接種について、何年も議論が続けられてきています。
議論の内容は大きく分けて3つに分けられると思います。
(1)免疫の成立期間や持続期間に関する疑問に基づくもの
(2)ワクチン接種の副作用(副反応)に関するもの
(3)日本と海外の違いに基づくもの

但し、大事なことが忘れられていないでしょうか?議論は科学的な根拠(エビデンス)に基づいて行われなければなりません。日本での状況を踏まえた上での議論になっているのかということです。そして、海外で行われている議論を日本にそのまま持ち込むことは危険を伴うということです。 論点によっては、欧米においてもまだ根拠が不十分で結論が出ていないものも、数報の論文に基づいて、考え方のみが日本に持ち込まれている場合があります。

これらに対して、日本をはじめ海外でも活躍されている、日本有数のベテリナリー(獣医療)コンサルタントの秦敦朗先生が、アニマルメディア社の小動物臨床家向け月刊誌InfoVets インフォベッツ 2005年2月号54~57頁で非常に興味深い論説を書かれておられますので、著者の許可を得て転載いたします。

この論説は、「海外の小動物獣医師事情 from UK ~最近の英国における犬用ワクチン接種論争~」と題するもので、
「英国で市販されているワクチンの接種プログラム」
「ワクチン接種の効用」
「ワクチン接種による危険性」
「免疫の持続期間とブースター効果」
「Burr博士の勧告」
「日本における犬および猫のワクチン使用状況」
の6章節からなります。

その内の最後の「日本における犬および猫のワクチン使用状況」で、秦先生が論述されている通り、日本でのワクチン接種率は、海外に比べて非常に低いレベルに留まっています。狂犬病ワクチンでさえ45%程度であり、厚生労働省が感染蔓延防御に必要とする70%に及びません。
まず、ワクチンのブースター(追加接種)が3年で1回でよいとか、硬結(注射部位で、炎症が生じて結合組織が増殖し、硬化すること)などの副作用が心配で注射しない、と論議する前に、以下で述べられている通り、まず日本での状況について調査して、日本における科学的な根拠と実情に基づいた議論が必要とペットポータルでは考えます。

「日本における犬および猫のワクチン使用状況」

筆者は前述のように本誌に米国および英国のワクチン接種プログラムと問題点を紹介してきた。しかしBurrが指摘しているように、日本でも米英とは病気の発生率、病原体保有生物の分布、ワクチン接種率、その他飼育環境が異なるので、他国の接種指針をそのまま受け入れることには問題があると思われる。
 日本における最近5年間の犬と猫の飼育頭数と市販されているワクチンの数量を表2、3に示した。
table2.JPG
table3.JPG
この表で明らかなように、法律で強制されている狂犬病のワクチンですら接種率は45%前後であり、ジステンパーを含む多価ワクチンの接種率はさらに少なく、子犬を除くと成犬の70~80%はほとんど接種されていないと思われる。猫はさらに少なく、子猫に指示どおり2ドース接種するだけの量は市販されていないことから、成猫にはほとんど接種されていないようである。このように集団における免疫率が低いと高病原性ウイルスが輸入される犬、猫、エキゾチック・アニマル、その他の媒体によって国内に持ち込まれた場合には大発生することが懸念される。したがって、外国のようにブースターによるワクチンの過剰接種を論議する以前の問題として、どのようにしてできるだけ多くの動物に基礎免疫を獲得させるかがわが国における喫緊の課題であろう。また日本のコア・ワクチンの対象となる感染症の全国的な疫学的調査と動物の中和抗体価の測定が望まれる。


(以上の引用については、秦敦朗先生の著作権がありますので、個人的利用は除き、二次的利用は堅く禁じます。)

投稿者 Yuki : 03:49 AM | コメント (4)

March 10, 2005

ライブドア、自宅のペットの様子を外出先から見るソフト 3月25日発売

Japan.internet.com デイリーリサーチ - ネット活用のペット関連サービス、ユーザーが求めるものは?でも述べられているように、「留守の間、Web カメラなどを使用して、外出先の PC や携帯電話からペットの様子を見るサービスについて、今後「利用したい」と回答したユーザーは56.7%」もいらっしゃるとのことです。

それを受けて、ライブドアから、いつでもどこでも愛しいうちの子(ペット)のライブ映像が見られる!『わんにゃんWatching Deluxe』というソフトを新発売します。
仕事や買い物で外出していても、ご自宅で留守中のペットの様子をパソコンやケータイで見ることのできるペットウォッチソフトとのことです。

livedoor ソフトウェア

livedoor プレスルーム プレスリリース

価格はソフトウエアのみが6279円、ロジクール製の30万画素ウェブカメラ「Qcam」付きが8379円。
動体感知機能を搭載し、ペットの動きに反応して動画や静止画として記録できるそうです。
流行するかも!?ですね。

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投稿者 Yuki : 11:49 PM | コメント (0)

March 09, 2005

英仏に渡航歴のある人は献血できないの?

asahi.com : ニュース特集
80~96年英仏渡航者、1日滞在で献血制限 ヤコブ病巡り(朝日新聞 05/03/08 02:08)

上記のニュースにあるように、「厚生労働省は7日、80年~96年に英仏に1日以上の滞在歴がある人からの献血を受け付けない方針を決めた」とのことです。

私は結構、献血マニアだったんですが、英国もフランスも渡航していますね。でも、私はハンバーガーもグレービーソースも食べていないですよ。
パリでは、接待がある日以外は日航パリに宿泊して、近くのスーパーでスモークサーモンとワインを買って、部屋で食べたりしていました。
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今回の決定は非常に残念です。
そして、過剰反応なんじのではないかと考えています。
本当に科学的判断に則っているのでしょうか?

わが国の献血事業に影響が出ないことを心から祈っています。

そうそう、東京のエスカレーターでは立つ人は左側に立ち、急いで上る人のために右側を空けますが、ロンドンでは立つ人は右側に立つんです(関西でも右側に立ちますよね(~~)/)。

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ルーブル美術館では丸一日を過ごしました。

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ペットポータル関連ページ:
■ペットポータル■: BSE Q&A

■ペットポータル■: BSEの発生に過剰反応は禁物 (牛肉編)

■ペットポータル■: BSEの発生に過剰反応は禁物 (ペットフード編)

投稿者 Yuki : 11:24 PM | コメント (1)

March 08, 2005

久しぶりにプロペラ機で揺られました

翌日は釧路から、馬産地の静内・新冠に行く予定を組みました。
しかし、陸路クルマで行くには太平洋岸の波打ち際の襟裳岬を越えて行かねばなりません。
冬の太平洋岸は波が荒く、道路も冠水するほどです。

そこで、空路で釧路空港から新千歳空港まで飛んで、そこからクルマで静内まで行くことにしました。
そしたら何と、プロペラ機でした。
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何年か前に、大阪から高知に行ったときに、非常に揺れて怖い思いをしたのですが、今度も揺れました。(--;)

ポイントは着陸時なんですよね。

一回、着陸しかけたんですが、横風が強いということで再度急上昇↑

思わず、手帳を出して、揺れる中、娘と妻と母にメッセージを残しました。
今となってはお笑い種ですが、当の本人はいたって真剣だったんです。

でも、無事に着陸したときは、機長様に、心から手を合わせました。

ま、僕の気が小さいっていうそれだけかもしれません。 ガクッ。

夜は、新冠温泉ホテルヒルズに宿泊しました。
新冠温泉 レ・コードの湯 ホテルヒルズ

ここは地元の人も多く来られる、とても良い気持ちの温泉です。料理も美味いです。
部屋からの眺めです。
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北海道はやっぱり良いですね。

投稿者 Yuki : 06:10 AM | コメント (0)

March 07, 2005

釧路動物病院を訪問しました

犬の心不全治療薬について説明会の講師の依頼を受けて、釧路に行ってきました。

場所は、建坪700坪(!)で、揃っている施設も日本で有数といえる動物病院である北海道アニマルメディカルセンター 釧路動物病院です。
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MRI(核磁気共鳴装置)、CT(コンピュータ断層解析装置)、ICU(集中治療室)をはじめ、院長先生が眼科診療に注力されており、眼科・眼底レーザー治療室もあります。

また、ここはスタッフの充実にも力を入れておられます。

特記すべきは、特別顧問獣医師をおいておられることだと小職は感じました。
常勤の獣医師の先生方、主任AHTをはじめとする、AHT・AHT助手のほか、整形外科、放射線/脳神経、循環器/消化器外科、眼科にぞれぞれ国内外の大学教授やその方面で著名な獣医師を特別顧問として招聘されています。

小職が説明会を行ったセミナー室からは、手術室を臨むことができ、北海道あるいは獣医眼科/麻酔科の中核病院としての役割を果たすものと期待されます。

マザーテレサが孤児の赤ん坊に向けて語った言葉が基になったという副院長の言葉が 動物への献身をしめすものとして、病院の外壁に掲げられています。

Any life should not pass away without loving care. Even a small creature can feel love.
~どんな命も愛されることなく、世話されることなく死なせてはいけません。どんな小さな命も愛を感じることができるからです~

ウェブサイトも開設されています。Flashを多用されており、少し重いです。またページ名が全部英語で保存されているため、GoogleやYahoo! など検索エンジンで日本語では検索されにくい(3月10日現在ではウェブサイトは検索されませんでした。)のが残念ですが、院長や副院長の熱意が伝わってくる素敵なウェブサイトです。
kushiro animal hospital

投稿者 Yuki : 11:28 PM | コメント (0)

March 06, 2005

西ナイル熱、シベリアで確認

アフリカ、西アジア、北米で発生が認められるウェストナイル熱が、3月5日の報道では、ロシアで発見されたことが報告されました。
ウェストナイル熱は、ウェストナイルウイルスに感染した蚊に刺されることにより感染します。
ロシアでは昨年5~8月に患者の発生があったことが、報告されています。

MSN-Mainichi INTERACTIVE ロシア

西ナイル熱:シベリア西部で3人確認--昨年
 【ワシントン共同】鳥から蚊、人間へと感染する西ナイル熱の患者が
昨年、シベリア西部のノボシビルスクや周辺で初めて3人確認された
ことが3日分かった。西ナイル熱は日本にはまだ侵入していないとみ
られるが、シベリアからは長距離の感染拡大に重要な役割を果たす
とされる渡り鳥が、日本全国に多数飛来している。(後略)

しかし、過剰に反応することは避けて下さい。
渡り鳥は確かにロシアからたくさん飛来しますが、他の感受性のある動物への吸血を確実にするためには、十分な数の媒介動物(つまり、蚊)が、ウイルス血症となって感染性のある宿主(野鳥)を吸血しなければなりません。
今の季節は冬であり、渡り鳥がいるような湖や池で蚊がブンブン飛んでいるとは考えられず、感染する機会は非常に低いようにペットポータルでは考えます。

人や馬、そして他の多くの哺乳動物は、感染性のあるウイルス血症になる可能性はほとんどないことが知られています。つまり、人や馬、そして他の多くの哺乳動物は「終宿主」であり、偶然的な感染(incidental infection)であるとされています。

ペットポータル関連記事:

■ペットポータル■: 過剰に反応する前に、病気についてよく知りましょう。
■ペットポータル■: 過剰に反応する前に、病気についてよく知りましょう。2
■ペットポータル■: 鳥類とウエストナイル熱
■ペットポータル■: ウェストナイルウイルスと犬と猫
■ペットポータル■: 馬のウエストナイルウイルス感染症

投稿者 Yuki : 08:50 AM | コメント (0)

March 03, 2005

犬等の新しい検疫制度とマイクロチップ

平成16年11月から狂犬病の侵入防止等の目的で外国から日本に犬等を輸入する場合の検疫制度を改正されました。この中で、マイクロチップの埋め込みが義務づけられています。

今回、全国の獣医師向けに発行されている雑誌「VMA News」(非売品、大日本製薬(株)発行)に次の記事が掲載されています。
獣医師も飼い主の方も読まれておくことで、役立つと思われるので紹介します。


新しい犬等の検疫制度とマイクロチップについて

先生! 海外にペットを連れて行きたいのですが、どうしたら良いの?

(PDFファイルで作成されています。読み取りソフトをお持ちでない方は、下記からどうぞ)
Adobe Reader - ダウンロード

ペットポータル関連記事:

■ペットポータル■: 英国のペットパスポート

■ペットポータル■: 英国で、マイクロチップ埋め込み促進のイベント開催

■ペットポータル■: 輸入犬には狂犬病予防接種とマイクロチップ

■ペットポータル■: 体温も測れるマイクロチップが登場

■ペットポータル■: 環境省の「家庭動物の終生飼養推進事業」

■ペットポータル■: 新しく子犬を飼ったら、登録を受けましょう。


投稿者 Yuki : 11:20 PM | コメント (0)

March 01, 2005

SNSのmixi(ミクシィ)に招待されました

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)ってご存知ですか?
オープンであることがインターネットの基本ですが、加入者の招待がなければ入ることができないクローズドな環境をサービスする。それが、SNSです。

その代表が、ソーシャル・ネットワーキングサイト [mixi(ミクシィ)]でしょうね。

グリー(GREE) : ソーシャルネットワーキングサービスや、キヌガサも有名です。

ですが、なかなかビジネスモデルとしての成長路線が組めないところがネックみたいですね。
UUME(ユーユーミー)は、非常に残念ながら、今年3月20日で閉鎖するとのことです(運営会社であるフェアオークスジャパン株式会社からのメールより)。
UUME.JP

mixiも、mixi プレミアムという有料で提供されるオプションサービスで収益化を図ろうとしているようです。これは、「フォトアルバム」「簡単日記タグ」「アンケート」「mixi モバイル メッセージ」の4つの機能から構成されます。

mixiへはITビジネスでお付き合いをさせていただいている友人から、ご招待をいただきました。
このペットポータルでは、小職の個人的なことは書いていないのですが、mixiでは逆に個人的な日記として活用させてもらっています。

これまでにペットポータルの記事に興味を持ち、実名でお付き合いできる方がいらっしゃればご招待いたしますのでご連絡下さい。

最近では、ペットに特化したSNSも生まれているようです。
『BEAT-kun』ログイン
これはどのようなビジネスモデルなのでしょうか?

さて、SNSではなく、ブログの話に移ります。
このペットポータルというブログは、Movable Typeという無料のブログサービス(有償もあり)で運営させてもらっています。このサービスを始めた米国人のご夫妻はSIx Apart社という会社を作り、日本法人も立ち上げておられます。

アフィリエイト(個人によるお勧め商品紹介制)を許可した、というのが個人のブログサイトが爆発的に広まった原因だとすれば、SNSサービスをブレイク(死後?)させるには、何かアフィリエイト以外の新しいサービスが必要でしょうね。

Japan.internet.com デイリーリサーチ - ペット自慢はいらない? ペット関連サイトは専門情報を希望という記事にあるように、ペット関連サイトでよく利用するものは、病気や食事に関する情報が62%と最も多く、写真投稿コーナー、しつけに関する情報が続いたとのことです。

いずれにせよ、このペットポータルが今後も無料で情報提供できるよう、サービスが継続して提供されることを願っています。
皆さんも、ペットポータルを応援してくださるようお願いいたします。

関連記事:Japan.internet.com デイリーリサーチ - ネット活用のペット関連サービス、ユーザーが求めるものは?

Japan.internet.com Webマーケティング - 【チャイナサーベイレポート】ネットで診察†注目を集めるペットの健康と医療

Japan.internet.com デイリーリサーチ - ソーシャルネットワーキングの「招待制」、快適な利用者と不公平感の非利用者


投稿者 Yuki : 05:01 AM | コメント (11)