February 23, 2005

役立つ医療系サイト

普段、医療関連の情報入手先としてよく訪問するサイトをご紹介いたします。
獣医師の先生方のお役に立てば幸いです。

MedWave
日経BP社が運営する医療系サイトです。会員登録することで、膨大で詳細な医療ニュースに触れることが可能です。

m3.com
Sony Communication Network グループの So-net M3 によって運営されています。
サイト内に目的別に数種類の検索機能を実装し、「臨床技術」や「学術文献」など、多忙な医師がニーズに直結した情報を、スムーズに入手できます。
会員登録の際には、製薬会社が会社ごとに発行するサービスコードが必要です。
サービスコードは、製薬会社のMRや卸店のMSから提示してもらうことが可能です。

メディカル・チャンネル
ソニー(株)が運営しています。"メディカル・チャンネル"では、学会、医療セミナーの模様や、国内外の教育機関(大学等)の医療講座など、医療従事者を対象にした医療情報番組をインターネット上で放送されています。

CareNet.com(ケアネット・ドットコム) プライマリ・ケアのための知恵袋サイト
症例、医学学会レポート等、プライマリケアに対応した医師向けの医療情報。「ケアネットTV」という番組も制作されています。

皆様がよく活用される医療系サイトはどこでしょうか? もしよろしければ、コメントでお送りいただけると幸甚です。

投稿者 Yuki : 12:28 AM | コメント (0)

February 22, 2005

ドイツで臓器移植で狂犬病感染

BBCによると、狂犬病に感染した脳死患者1名からドイツで臓器移植を受けた6名の内、ドイツ人2名が、21日までに狂犬病に感染し、死亡されたとのことです。

ドナー(臓器提供者)は26歳の女性で、インドに滞在経験があるとみられています。この女性自身は、昨年12月に心臓発作で死亡されました。

BBC NEWS | World | Europe | Two die in German rabies outbreak

ドイツ臓器移植基金(The German Organ Transplant Foundation)によると、このドナーは狂犬病の徴候を示しておらず、移植前に、細菌、ウイルス、腫瘍の検査が行われていたとのことです。

残り4名の内、1名は重体とのことですが、残り3名は何ら異常は認められていないとのことです。

ペットポータル関連記事:

■ペットポータル■: 1.狂犬病が日本で発生したら: はじめに
■ペットポータル■: 2.狂犬病とは
■ペットポータル■: 3.狂犬病予防のかかえる課題
■ペットポータル■: 4.狂犬病、日本再発のシナリオ
■ペットポータル■: 英国のペットパスポート
■ペットポータル■: 犬等の新しい検疫制度とマイクロチップ


投稿者 Yuki : 11:05 PM | コメント (0)

February 19, 2005

ペット専業の保険会社が誕生か?

日本経済新聞(2005年1月18日)によれば、ペットの医療保険を販売する共済団体、アニコムが、2月中に金融庁に保険会社の免許を申請するとのことです。

共済から保険会社への業態の変化が認可されれば、国内初のペット専業の保険会社となります。

記事によれば、
「金融庁では法の枠外にあり保険に似た「無認可共済」を規制するため
保険業法の改正を検討している。改正されれば無認可共済のままで営業
できなくなるため多くの共済団体は保険会社への転換を迫られる。今回の
動きはこれを先取りするもの」

とのことです。

現行法では最低資本金が10億円、ソルベンシーマージン(支払い余力)比率は200%以上、などという要件が保険会社の営業を継続するために課せられています。

金融庁ホームページ

投稿者 Yuki : 11:44 PM | コメント (95)

February 16, 2005

家族からのメッセージ(Pet Lovers Meeting)

2月12日(土)午前9時からの鷲巣 助教授の動物医療現場におけるインフォームド・コンセントとセカンドオピニオンに引き続き、PET LOVER'S MEETING代表の梶原さんが、「家族からのメッセージ」と題して、講演下さいました。

PET LOVER'S MEETINGは、ペットの病気がきっかけで出会われた家族(ペットオーナー)たちのグループで、ガンなどでワンちゃんやネコちゃんを亡くされた方、またペットを今まさに看取りつつある方がお互いに支え合おうという趣旨で、2000年から活動をされているとのことです。

活動としては主に3つあるとのことです:
(1) 3ヶ月に一度のミーティング
ペットを亡くされた方や看取りつつある方がお互いの経験を語り合い、胸にある気持ちを話し合う自由な集まりだそうです。
次回は平成17年3月13日(日)13:30~16:30、東京都豊島区立生活産業プラザ6F研修室2 で開催されるとのことで、詳細は、こちら→PET LOVER'S MEETING

(2) 掲示板
インターネット上に設置されている「Pet Loss Support」という掲示板で、ペットを亡くした方の経験を読むことができますし、自分の気持ちを書き込むこともできるとのことです。
ここには、ペットロスについて日本獣医畜産大学で10年以上前から取り組んでこられた鷲巣先生の解説もあります。詳細はこちら→PET LOSS SUPPORT

(3) 電話相談「ペットロスホットライン」
「遠方でミーティングに参加できない」「ペットの看病で家を空けられない」という方々の要望に応えて、2003年11月から無料の相談電話(通話料は、かけた側の負担)を開設されているそうです。
毎週土曜日午後1:00~4:00とのことで、年間に150件ほどの電話があるとのことです。
電話番号など詳しくはこちら→PET LOVER'S MEETING

そのような活動についてのお話があった後で、ペットオーナーから動物医療に携わる方々に聞いてもらいたい声をいくつか紹介して下さいました。

中でも、飼い主さんは「自責の念」に苦しんだり、ペットを亡くして「孤独感」にさいなまれることが多いとのことです。

そのように、ペットの死と向き合う重荷を飼い主さんは負うことになりますが、それを共に背負ってもらえたと思えるような動物医療を提供することができれば、と私も講演を伺っていて強く感じました。

ターミナルケアをどこで行うか、どこまでの治療を望むのか、最後の数日をどう過ごしたいのか。(講演要旨より)

「ご家族もこの子もよくここまでがんばりましたね」の一言に、私達家族は救われるのです。(講演要旨より)

など、いくつも心に留めておきたい言葉がありました。

『「その子が居た」「十分生きた」ということを家族は認めて欲しいと思っている』(公演内容より) は、私自身、本当に共感しました。

学会3日目の朝からの講演でしたが、聴かせていただいて良かったと痛切に感じた次第です。

投稿者 Yuki : 02:53 AM | コメント (0)

February 13, 2005

動物医療現場におけるインフォームド・コンセントとセカンドオピニオン

■ペットポータル■: ヒト変異型クロイツフェルト・ヤコブ病などに関する市民公開シンポジウムでご紹介した平成16年度学会年次大会に参加して参りました。

「BSEとヒト変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」を含むBSEに関する公開シンポジウムでは、立ち見も出るほどの盛況ぶりで、獣医師(獣医師も一市民です)と市民の関心の高さがうかがえ、質疑応答でも活発な意見交換が行われていました。

さて、標題の講演は、日本獣医畜産大学 臨床病理学教室助教授の鷲巣月美 先生が12日(土)の午前9時に開催されたものです。
これは市民公開ではありませんでしたので、獣医師しか聴講しておりませんでしたが、感銘を受けられた人も多かったと拝察します。

「インフォームドコンセントは、"説明と同意"あるいは"納得診療"などの訳語が生まれました。・・・インフォームドコンセントはinformed、つまり、情報を与えられ、それを十分に理解している患者(家族)によるconsent 同意 のことであり、主体はあくまでも患者(家族)側にあります。しかしながら、インフォームドコンセントが”医師あるいは獣医師による説明”とかんがえられていることはないでしょうか。インフォームドコンセントは獣医師からの一方的な情報伝達ではなく、家族側からも獣医師に対して様々な事情や考え方を伝え、最終的に合意に到達した上での家族からの治療に対する依頼であると言えます」 (講演要旨より抜粋)

informed_consent.JPG

「説明と同意」はそれぞれ一方通行のものではなく、両方通行による説明で、双方による同意で、治療が行われる、ということがここに示されています。

鷲巣先生は、講演の最初に、コミュニケーションの重要性について説明をされ、これはその後のインフォームドコンセントおよびセカンドオピニオンについての方法や重要性についての講演を聴く上で、非常に有効でした。

曰く、本来、人の記憶はあいまいなものであること、また言葉よりも言葉以外の仕草や語気・口調などの影響が大きいことを考慮に入れて、ガンの告知など飼い主さんがショックを受けることが予想される場合には、「静かに」「やさしく」「平易な言葉で」「ゆっくりと」、可能な場合には別室で、図示やメモ書きを加えて、文書による理解を得ることが大切だとのことです。

人の医療においても、このインフォームド・コンセントやセカンド・オピニオンについては、さまざまな取り組みが行われています。いくつかの例については、下記の「関連ページ」をご覧下さい。

「セカンドオピニオンは、日本語に訳すと”第2の意見”となりますが、・・・具体的には、診断や治療について主治医(あるいは現在診察を受けている医師)以外の医師の意見をセカンドオピニオンといいます。本来、主治医の診断や治療方針に対する疑問を解決するためのものではなく、これから受ける治療について、他の専門の医師の意見も聞いてみたい、参考にしたいというときのためにセカンドオピニオンはあります。・・・(中略)・・・
セカンドオピニオンは、複数の医師の意見を求めることにより、診断や治療法に誤りがないか確認ができるだけでなく、患者とより良い関係が持てる医師の選択、あるいは主治医とセカンドオピニオンを求められた医師双方の協力が得られるなどの利点があります。これは動物医療においても同じことが言えると思います。」
(講演要旨より抜粋)

質疑応答では、この演題だけに留まらず、ペットの安楽死について、日本と欧米の違い、飼い主さんに同席してもらうかどうか、などにも意見が交わされました。

このシンポジウムは、Pet Lovers Meeting代表の梶原葉月さんの「家族からのメッセージ」と題した講演と次いで行われました。
梶原代表のご講演についても、別途、紹介したいと思います。

関連ページ:

お医者さんとうまく付き合う方法

インフォームド・コンセント(医療従事者向けがん情報)

治験ナビ†インフォームドコンセント

CNJセカンドオピニオン

セカンド・オピニオンを聞きませんか!のホームページへようこそ

清水哲郎/ホームページ/哲学する諸現場

PET LOVER'S MEETING ペットラヴァーズ・ミーティング

投稿者 Yuki : 03:00 PM | コメント (0)

February 08, 2005

中国で、ワクチン開発に成功か

ロイター(2月7日付)や共同通信社(2月8日付)によれば、中国の獣医学研究所が高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)のワクチンの開発に成功したとのことです。
アヒルやガチョウに対する実験で、体内に抗体ができたとのことで、農業省が動物用に承認しました。
もしこれが奏効すれば、中国からの渡り鳥が日本に鳥インフルエンザウイルスが持ち込む危険性を減らすことができるかもしれません。

【共同通信(北京7日)】7日付の中国英字紙、チャイナ・デーリーは、
中国黒竜江省ハルビンの獣医学研究所が高病原性鳥インフルエン
ザウイルス(H5N1型)のワクチンの開発に成功したと伝えた。
近く水鳥が飛来する水場などで適用する見通し。(後略)

Yahoo!ニュース - 海外 - ロイター

投稿者 Yuki : 11:55 PM | コメント (0)

February 06, 2005

ヒト変異型クロイツフェルト・ヤコブ病などに関する市民公開シンポジウム

平成17年2月10日(木)~12日(土)に、新潟県の朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターにて、平成16年度学会年次大会が開催されます。

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これは、(社)日本獣医師会、日本産業動物獣医学会、日本小動物獣医学会、日本獣医公衆衛生学会が主催、(社)新潟県獣医師会が共催で、農林水産省・厚生労働省・新潟県などが後援で開催されるものです。

講演や発表の大半は獣医師を対象にしたものですが、市民公開シンポジウムもあります。
中でも、2月4日、国内初の変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の発生が認められましたが、その関連のシンポジウムもあります。

市民公開シンポジウム案内

シンポジウム(1) 食の安全を脅かす人と動物の共通感染症
 2月11日(金・祝) 9:00~12:00  朱鷺メッセ 2F 第Ⅰ会場(スノーホール)

 ◎座長:品川邦汎先生(岩手大学)、山本茂貴先生(国立衛生研究所)
 ■人と動物の共通感染症: 国立感染症研究所  山田章雄先生
 ■BSEとヒト変異型クロイツフェルト・ヤコブ病: (独)医薬品医療機器総合機構 池田正行先生
 ■わが国におけるE型肝炎: 国立感染症研究所 武田直和先生
 ■カンピロバクター食中毒の発生とその対応: 岩手大学 品川邦汎先生

【ご参加申込み方法・問い合わせ先】
1.ご参加希望のシンポジウムの番号(複数可)・ご氏名・ご住所・ご職業を記載したハガキ又はFAXを下記までお送り下さい。

 〒950-0965 新潟市新光町15-2 県公社総合ビル
  (社)新潟県獣医師会 宛  
    TEL 025-284-9298  FAX 025-281-1368

2. フォームから申し込むことも可能です。
市民公開シンポジウム申込みフォーム

シンポジウムは全部で3つあり、いずれも上記申し込むことが可能です。

シンポジウム(2) 安全・安心の畜産物生産を目指して
         ―輸入動物に由来する人と動物の共通感染症のリスク管理-

 2月11日(金・祝) 13:30~16:30  朱鷺メッセ 2F 第Ⅰ会場(スノーホール)

 ◎座長:泉對博先生(日本大学)、酒井健夫先生(日本大学)
 ■国際的な家畜防疫対策と動物に由来する人と動物の共通感染症の制御
   ―BSEを改めて検証する― : 内閣府食品安全委員会 見上 彪先生
 ■わが国の輸入動物に由来する人と動物の共通感染症の水際作戦
   ―わが国のBSE研究体制の現状、新たな挑戦―: (独)動物衛生研究所 横山 隆先生
 ■畜産物が媒介する動物に由来する人と動物の共通感染症の危険性
   ―生産現場におけるBSE対策の実際― : 農水省消費・安全局衛生管理課 伏見啓二先生
 ■動物に由来する人と動物の共通感染症のリスク管理
   ―わが国におけるBSEのリスク管理の現状と課題― : 東京大学  吉川泰弘先生

シンポジウム(3) トキの保護と野生復帰への取り組み
 2月12日(土) 9:00~12:00  朱鷺メッセ 2F 第Ⅰ会場(スノーホール)

 ◎座長:酒井健夫先生(日本大学)、柳井徳磨先生(岐阜大学)
 ■トキの飼育繁殖と野生復帰 : 新潟県佐渡トキ保護センター 金子良則先生
 ■トキの保護ボランティア活動、その現状と方向性:トキの野生復帰連絡協議会 高野 毅先生
 ■トキの野生復帰を動物学から検証する : 国立科学博物館 遠藤秀紀先生

その他の獣医師向けプログラムは下記のリンクから知ることができます。
H16年次大会(新潟)プログラム

新潟県獣医師会HP

関連ニュース:

■ペットポータル■: BSE Q&A

■ペットポータル■: BSEの発生に過剰反応は禁物 (牛肉編)

■ペットポータル■: BSEの発生に過剰反応は禁物 (ペットフード編)

E型肝炎(Hepatitis E Virus)関連情報

牛海綿状脳症 (BSE)

佐渡トキ保護センター(HOME)

投稿者 Yuki : 01:14 PM | コメント (3326)

February 04, 2005

補助犬同伴受け入れマニュアル 

平成15年十月、身体障害者補助犬法の完全施行により、すべての店舗や施設において補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)同伴者の受け入れが義務づけられました。

店舗や施設が補助犬同伴を拒むことは、同伴である障害者を拒むことと同じことだと本書では説き、補助犬受け入れに関する店舗側の様々な不安を解消できるよう解説されています。

各種業種別(飲食店、宿泊施設、タクシー他12業種)のQ&Aを約70項目収載。
厚生労働省の受け入れステッカー付きです

よくわかる補助犬同伴受け入れマニュアル 盲導犬・聴導犬・介助犬

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目次:

1 身体障害者補助犬とは
2 補助犬使用者の義務と責任
3 補助犬同伴を受け入れるために
4 補助犬使用者への応対
5 補助犬同伴受け入れQ&A (すべての方へ)
6 事業者別 補助犬同伴受け入れQ&A
   飲食店/小売店/ホテル・旅館等宿泊施設/温泉・銭湯・健康ランド/
   美容院・理容院・エステサロン/レジャー施設/スポーツ施設/動物園・
   水族館/映画館・ホール・スタジアム/タクシー/アパート・マンション/その他
7 補助犬同伴受け入れ 取り組みの実際
8 トラブルの予防とその対処
付録:受け入れステッカー

関連ページ:

■ペットポータル■お気に入りの本やDVDを探そう!

■ペットポータル■: 訪問者とメルマガ読者に好評のコーナー

■ペットポータル■: 愛犬のための家庭の医学

■ペットポータル■: 学校飼育動物の参考書

投稿者 Yuki : 11:46 AM | コメント (1)

February 02, 2005

高病原性鳥インフルエンザの防疫について私たちができること

昨年の今頃は日本では鳥インフルエンザが大いに騒がれていましたが、今年はまだ侵入がなく、このまま時が過ぎていってほしいと願っています。

ですが、昨年末12月22日に韓国で鳥インフルエンザ(血清亜型H5N2、弱毒タイプ)の発生を疑う事例について韓国政府から報告があり、また、同じく昨年末に台湾における渡り鳥から鳥インフルエンザウイルス(血清型H5N2、H5N6)が分離されており、再発がないとも限りません。

万が一の再侵入のために、高病原性鳥インフルエンザの発生における国内防疫の強化と徹底が家きんの飼養者の方々や獣医師、医師ら関係者によって行われているところです。

私たちは市民としては一般には防疫には関連はありません。しかし、万が一、再侵入した場合にもパニックを連鎖させないために何かできることがあるのではないでしょうか。

(1)正しい知識を持つ

まずは、動物由来感染症(人獣共通感染症)だけでなく、ヒトからヒトに感染する伝染病についても共通することですが、正しい知識を持つ、ことが重要です。

鳥インフルエンザについての情報は、いろいろなサイトで掲載されていますが、ペットポータルでは次の情報をお勧めします。
国立感染症研究所 感染症情報センター:鳥インフルエンザ Q&A

  ■鶏肉や鶏卵からの感染の報告はありません。
  ■野鳥と直接接触する心配がないならば、飼育している鳥は通常通り飼育してさしつかえありません(学校で飼育されている鳥も同様です)。

(2)海外の流行地で不用意に近づかない

鳥インフルエンザの発生地であっても、発生を理由に旅行や出張を自粛する必要はないと思います。
しかし、病鳥へ不用意に接触することは、自分から感染するために近づいているようなものです。

(3)発生現場での報道機関の立ち入り取材の自粛を強く求める

昨年6月に取りまとめられた「高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム」の報告書では、国内4例目の発生について、「報道関係者が農場周辺へウイルスを運んだ可能性も否定できない」とされており、発生農場や周辺農場で報道関係者が立ち入った事例が確認されています。

出入り口に「立入禁止」の掲示がされている場合には、私たち自身が立ち入らないことは当然のことですが、他の人々が立ち入ろうとしている場合にも、注意を喚起するなど、心がけるべきと思われます。

関連記事:

■ペットポータル■: 鳥インフルエンザ、学校の対応

投稿者 Yuki : 10:34 PM | コメント (0)

February 01, 2005

新しい犬用慢性心不全薬(ACE阻害薬)

犬の慢性心不全改善薬として、日本で第5番目の登場となる新薬が新発売されました。

犬の慢性心不全は、心臓内の左心房と左心室の間にある弁(僧帽弁)の閉鎖が不十分なために、全身に十分な血液を送ることができない僧帽弁閉鎖不全症などが原因となって生じます。
この慢性心不全は進行性の疾患で、完治が困難であることから、現段階では心臓の負荷を薬剤で軽減することがペットのQOL(生活の質)を改善する上で最善であるとされています。
これまで慢性心不全は、マルチーズやシーズー、ダックスフンドなどの小型犬に多いとされていましたが、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどの大型犬でも生じることが確認されており、また老齢犬だけでなく、若齢犬でも認められています。また、キャバリアキングチャールズスパニエルは、犬種特有の遺伝的な素因により慢性心不全になりやすいと報告されています。

現在は、心臓の負荷を軽減するために、動脈と静脈の両方をバランスよく拡張することができるACE阻害剤が第一選択薬として定着してきています。

これまで、犬の慢性心不全を対象として、農林水産省の製造(輸入)販売承認を得て、既に販売されている4剤は次の通りです。
 ■エナカルド錠(マレイン酸エナラプリル)
 ■フォルテコール錠(塩酸ベナゼプリル)
 ■バソトップ錠(ラミプリル)
 ■エースワーカー錠(塩酸テモカプリル)

そして、今年1月から新発売された製品が、アピナック錠(アラセプリル)です。

それぞれの詳細については、下記の農林水産省動物医薬品検査所のデータベースから調べることができます。
動物用医薬品データベース

また、平成16年4月以降に副作用報告のあるものについては、副作用も調べることが可能です。
副作用情報データベース

それぞれ薬剤については特長があり、薬剤自体の値段も異なります。動物病院では1種類だけではなく、2種類以上の製品を置いていることが多いので、獣医師の先生とどの薬剤がご自分のワンちゃんに適しているかをぜひご相談されることをお勧めします。

apinac.jpg

関連ページ:

■ペットポータル■: やっぱり、スリムが健康的。

JP.Merial.com : 犬の病気 犬の心不全

大日本製薬「ニュースリリース2004_vol.27」

投稿者 Yuki : 02:08 PM | コメント (0)