October 27, 2003

Reikoさん家の1姫2太郎

猫の血液バンクをつくりたいと、友人と取り組んでおられるReikoさん家の一姫二太郎をご紹介します。
10月23日のエントリー「猫用の血液型判定キット新発売」のところで、コメントを書いてくださっています。 緊急手術のときや、大量な輸血が必要なときに、一軒の動物病院では対応しきれない場合があります。 仲間同士で供血動物を融通しあったりできる動物病院もありますが、システムとして整備されてはいないようです。 ご訪問者の方からのご経験談をぜひコメントしてください。

FH000021.jpg

我が家の3匹です。手前左がアメショーミックスの♀、メイ。手前右がシャムの♂、チャーリー。
奥の白猫(シャムと茶トラのハーフ)♂、ステッラと言います。
手前の2匹がBUNとクレアチニンの数値が高めで、奥の猫は、最近、慢性膀胱炎で通院していました。でも、普段は元気なんですよ。

写真は我が家の猫専用部屋で撮影したものです。2坪ほどの部屋ですが、天井を高くとり、すべて木を使用して、接着剤の使用はしていません。猫達が快適に過ごせる様に作りました。
この子達には、出来るだけ長生きして貰いたいです。
完全室内飼いで、ちょっと過保護に育っている3匹です。

投稿者 Yuki : 12:32 AM | コメント (0)

October 25, 2003

フォームメールを再開しました。

(社)日本獣医師会最新情報から、あるいは唐木先生からのML(メーリングリスト)の転送を受けてご訪問下さった方、昨日は
ご迷惑をおかけしました。フォームメールのエラーを修正しましたので、こちらから、獣医学教育改善署名活動にご同意される獣医師の先生方は、メールの送信をお願いします。

※ 獣医師でない方、ご賛同いただけない方は、申し訳ありませんが、今回の集計に支障を与える恐れがございますので、メールを送信されないようお願いします。

また、この教育改善署名運動については、ウェブサイトが開設されており、URLは下記のとおりです。
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/yakuri/kaizen/index.html

投稿者 Yuki : 12:48 AM | コメント (0)

October 24, 2003

チョコちゃんからのメッセージ

どーもお久しぶりです。またぼくの写真を載せて頂いて有難うございます。
ぼくはチョコレート色だから写真が難しいみたいでいつもママが何枚も何枚も撮るんだよ。
フラッシュたくと目が光ってこわい顔になるし、昼間だと目がきつく写るんだって。
ぼくの色、わかりますか?
choko1.jpg

ブラインドと同じ色だからわかりにくいでしょ、お布団の上だと少しわかるかなぁ?
うふふ
choco2.jpg

choco3.jpg

※ペットポータル管理人より※
チョコちゃんの写真に、一番多くのコメントが集まっています!!
やっぱり、こういう双方向的なサイトにして良かったなぁ、と思います。
皆さん、今回もどしどしファンレターを投稿しちゃってください。

投稿者 Yuki : 12:28 PM | コメント (1)

October 23, 2003

猫用の血液型判定キット新発売

猫の血液型は、赤血球表面にある2つの抗原(A型・B型)の組み合わせで、A、B、ABの3つに分類されます。
日本人はA型が一番多いと言われますが、猫もA型が優勢で、次いでB型、AB型はまれとのことです。

猫は犬と異なって、血液型の抗原に対して生まれながらに自然抗体を持っています。特にB型の猫がもつ抗A型抗体は強力で、間違って輸血すると、大事故につながります。

そのため、輸血や自然交配には、事前に血液型の判定が必要ですが、これまでは動物病院で行うクロスマッチ(2つの血液を少量混ぜて、凝集するかどうかを調べること。凝集する=>反応している=>2つの血液は合わないということになります)しかありませんでした。

今回のキットの新発売により、血液型を容易に判定し、より安全な輸血や輸血血液の確保(供血猫・ドナー猫ともいう)が可能になると期待されます。
測定時間も約2分と短いので、多くの動物病院に普及すれば良いですね。

投稿者 Yuki : 02:35 AM | コメント (26)

October 22, 2003

犬フィラリア症予防前線、南下中

これまでフィラリア症の予防をされてきた飼い主の皆さん、予防は最後まで行うことが大切です。
※その予防期間とは、蚊の感染開始月1ヵ月後から感染終了後1ヶ月まで行うというものです。

実際には、ワンちゃんがいつ蚊に刺されたかは分かりませんので、簡単に言うと蚊の活動を気温との関係で計算します。それをHDUと呼び、HDUの30日間の累積値が130以下になると、蚊の吸血活動は止まるとされています。
※従って、HDU 130以下になった翌月に投薬すれば、理論上、今年の予防薬の投薬は終了になります。

先週の東北に続き、どんどん南下して、茨城県で10月13日に、栃木県で10月15日、群馬・新潟・富山県で10月16日、山梨・奈良県で10月17日にHDUの30日間累積値が130以下となりました。※但し、今後、気温が再度上昇するようなことになれば、蚊も活動を再開することもありますので、犬が蚊に刺されるとフィラリア症に罹る危険性が生じますので、上記の感染終了予測日は後ろにずれ込むことになります。また、同じ県内でも、地域により若干の差があります。

今回、お知らせした県では、理論上、感染可能期間終了後の1ヶ月(11月中旬頃)に、今年の最終の予防薬投与を行うことになります。
但し、これは各地域での予防薬投与期間を強制するものではありません。
※各地域での犬フィラリア症の予防薬投与期間は、かかりつけの獣医さんにお問い合わせ下さいますようお願いします。

投稿者 Yuki : 12:01 AM | コメント (0)

October 21, 2003

Taro's Connection

当サイトでリンクしている 「Taro's Connection」で、以前のご紹介後に、以下の情報が追加されましたのでご連絡します。
ゴールデンレトリーバーを飼われている医療関係の方が運営されているサイトで、犬の股関節形成不全をはじめ、ウイルス疾患とワクチン、動物から人に感染する人獣共通感染症についてなど、皆様に参考になる情報が数多く掲載されています。  Taro's Connectionからお入り下さい。

「ワンコラム」への追加
   ・ 「ω3系脂肪酸と緑イ貝と炎症」 (6月18日)
   ・ 「酸性食品とアルカリ性食品と尿路結石」 (8月9日)

「ワクチン・感染症」への追加
   ・ 「人獣共通感染症は怖いか」 (8月16日)
   ・ 「ウェストナイル熱」(8月23日)
   ・ 「ワクチン一覧表」 (8月24日)
   ・ 「犬とピロリ菌」 (10月4日)

投稿者 Yuki : 01:41 AM | コメント (0)

October 18, 2003

いよいよ東北でも感染終了

青森県と岩手県が10月2日、秋田県と山形県が10月8日、宮城県と長野県が10月10日、福島県が10月11日にそれぞれ、HDU 30日間の累積値が130以下になりました。(HDUについては、過去の記事を参照)
※ これまでフィラリア症の予防をされてきた飼い主の皆さん、予防は最後まで行うことが大切です。

これから急に気温が上昇するようなことがあれば、蚊も活動を再開することもありますので、犬が蚊に刺されるとフィラリア症に罹る危険性が生じます。また、同じ県内でも、地域により若干の差がありますが、今回、お知らせした県では、感染可能期間終了後の1ヶ月(11月初旬~中旬頃)に、今年の最終の予防薬投与を行うことになります。
但し、これは各地域での予防薬投与期間を強制するものではありません。
※各地域での犬フィラリア症の予防薬投与期間は、かかりつけの獣医さんにお問い合わせ下さいますようお願いします。

投稿者 Yuki : 01:16 AM | コメント (0)

October 16, 2003

署名運動賛同申込フォーム

社団法人日本獣医師会が10月末に発行予定の日獣会誌の印刷に間に合わなかったとのことで、急きょ設置いたしました。
獣医師でご賛同いただける方は、この申込フォームから、お入りください。

※ 獣医師でない方、ご賛同いただけない方は、申し訳ありませんが、今回の集計に支障を与える恐れがございますので、メールを送信されないようお願いします。

また、この教育改善署名運動については、ウェブサイトが開設されており、URLは下記のとおりです。
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/yakuri/kaizen/index.html

さらに、本日、唐木先生から、お預かりしました要望書の最新版です。お読みいただければと存じます。
Download file

なお、PDFファイル(Adobe Acrobat Reader)を使って編集しています。 お持ちでない場合は,あらかじめダウンロードしてから閲覧願います。
getacro.gifダウンロード・ページへ

ご検討のほど、宜しくお願い申し上げます。

※ スパムと思われる侵入には、IPアドレスを検知し、以後のアクセスをお断りすることがあることをあらかじめお伝えいたします。


投稿者 Yuki : 12:05 AM | コメント (0)

October 15, 2003

チョコちゃんとナナちゃんです。

DSCF0109.JPG
以前に紹介したチョコちゃん家に、新しい家族が増えたそうです。
その子が、このちょっかいを出している方の仔猫、ナナちゃんです。
本名は、バナナだそうですが、2頭合わせると、チョコバナナ?

飼い主さんは、とっても甘い物好きかもしれません。

飼い主さんによれば、
「チョコはナナが来てから母猫のように(オスなのに)グルーミングしてやったり、おもちゃやごはんを譲ったりと気の優しい癒し系になりました。」
とのことです。
ひとりの時は寂しかったのかもしれませんね。

また、「チョコはMIXですが、バーミーズが入っていると思われます。性格の特徴や毛色などそのままです。バーミーズのオスは子育てをするそうです。多頭飼い向きでもあるそうです。」
とも伺いました。

下の写真にもあるように、とっても仲良しです!!
DSCF0293.JPG


投稿者 Yuki : 04:53 AM | コメント (4)

October 14, 2003

「ヤンバルクイナたちを守る獣医師の会」からの光栄なご連絡

今年2月10日に発行したペットポータルのメルマガ【速報! 日本獣医三学会年次大会(沖縄)に参加してきました】を、「ヤンバルクイナたちを守る獣医師の会」の先生がお読み下さり、先生ご自身が『シンポジウム「ペットの野生化防止と絶滅危惧種の保護」をやってよかった』と、非常に喜んで下さいました。

また、『他の多くの獣医師の先生方に見てもらうため、この感想を全文パネルにして九州地区の獣医師学会や私たち会のHPで使用したいのですが如何でしょうか?』とおっしゃってくださいました。
そんな光栄なことに断る理由は一つもないと、直ちに快諾した次第です。

私自身、このサイトもメルマガも全くのボランティアで運営しておりますが、飼い主さんから、または今回のように獣医さんから、今回のように誰かが喜んで下さったり、何か少しでもお役に立てた時は、やってて良かったな、これからも頑張ろう、と思います。

メルマガ本文にも書いていますが、「ヤンバルクイナたちを守る」と、なぜ複数形になっているのでしょうか?
それはヤンバルクイナだけでなく、ケナガネズミ、オキナワトゲネズミ、アカヒゲ、ノグチゲラ、ナミエガエル(すべて国あるいは県指定天然記念物)などの野生動物を野ネコに食べられないよう獣医師の立場から守りたい、という思いからだそうです。
「ヤンバルクイナたちを守る獣医師の会」のウェブサイトもぜひご訪問ください。

ご参考までに、長いですが、そのメールマガジンを転載しておきます。

無料購読いただける方は、下記のいずれかからメールアドレスのみ登録してください。読者数の増加が発行の励みになります。
まぐまぐパブジーン(ペットポータルは優良誌に認定です)、melma!Macky!


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いつでも新鮮ペットの情報 ~あなたと動物を結ぶ週刊ペットポータル~
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連絡先: petportaljp@yahoo.co.jp
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※ご購読ありがとうございます。このメールは、動物を愛する人々が獣医学を
はじめとする専門情報を共有できるよう、ご登録いただいた方にお送りしてい
ます。本メールのコピー・転送は自由です。どうぞお友達にもご紹介下さい。
ウェブサイトも全ページリンクフリーです。但し、著作権は放棄しておりませ
ん。ぜひご活用下さい。
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■週刊ペットポータル■ 目 次 **************************************
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃速報! 日本獣医三学会年次大会(沖縄)に参加してきました
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃去勢・避妊手術に、自治体の補助金を活用しましょう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┏━━━━┓
┃編集後記
┗━━━━┛
**********************************************************************
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃速報! 日本獣医三学会年次大会(沖縄)に参加してきました
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
平成15年2月7日(金)~9日(日)に宜野湾(ぎのわん)市の沖縄コンベンション
センターで開催された日本獣医三学会年次大会に参加してまいりました。
三学会とは、日本小動物獣医学会、日本獣医公衆衛生学会と日本産業動物獣医学
会の3つが同時に開催されることから、三学会と呼ばれています。

今回のトピックスは、獣医師ではない一般の人々にも公開されたシンポジウムの
「ペットの野生化防止と絶滅危惧種の保護 - 移入種問題を考える -」でし
ょう。

 ここでは日本の特別天然記念物であるイリオモテヤマネコ(沖縄県西表島)、
天然記念物のツシマヤマネコ(長崎県対馬)の生息数がどちらも100 頭未満と推
定され、いまや絶滅の危機に瀕していることや、沖縄県の固有種である飛べない
鳥、ヤンバルクイナの生息地がどんどん北上し、この15%で生息域が約25%も減
少してしまったこと、捨て猫やマングースによって食べられてしまっていること
が広く公開されました。その上で、今どのような対策が行われているかが発表さ
れました。

 プログラムは下記の通りでした。

基調講演「動物飼育の条件 ~生態系保全と動物福祉~」
                (財)日本動物愛護協会 中川 志郎 先生
イリオモテヤマネコ、ツシマヤマネコの問題について
       九獣連ヤマネコ保護協議会・福岡県獣医師会 蔵内 勇夫 先生
沖縄島北部地域(やんばる)における移入動物対策の現状
(1)ヤンバルクイナの現状
                山階鳥類研究所     尾崎 清明 先生
(2)環境省による移入種対策の現状
           環境省奄美沖縄地区自然保護事務所 河野 通治 先生
(3)希少種を守る県の取り組みについて
              沖縄県文化環境部自然保護課 石垣 栄治 先生
(4)やんばるの希少種を守るための獣医師の活動
          ヤンバルクイナたちを守る獣医師の会 長嶺 隆  先生
(5)国頭村安田地区における飼い猫対策
              国頭村安田区活性化委員会  中根 忍  先生
司会:
              日本獣医畜産大学      羽山 伸一 先生

ここで発表された内容はどれも意義深いものでしたが、個人的に特に感銘を受け
たのは、沖縄県の自然保護課の石垣先生のお話でした。
沖縄島には、ハブやネズミの駆除目的でマングースが1910年に持ち込まれて、天
敵もいないことから、生息域を拡大しているとのことです。

「マングースとハブ」の話は有名で、小学校のときに私はその話を聞いたとき、
マングースが自分の身の危険を顧みずにいつもハブと戦って食べるのかなあ、と
当時、素朴な疑問を抱いた記憶があります。やはりそんなわけはなく、ヤンバル
クイナやノグチゲラ、ケナガネズミなどの希少な野生動物を食べてしまっている
ことから、マングースを捕獲するために道路沿いに箱ワナを600~750個、100m
おきに設置し、1日に2回、県の職員の方々が見回っておられるのだそうです。

 なぜ毎日1日2回も見回らなければいけないかというと、箱ワナにかかるのは、
マングースだけではありません。ネコもリュウキュウヤマガメもオカヤドカリも
ヤンバルクイナだってかかるのです。放置しておくと、希少な動物を保護するど
ころか、ワナの中で死なせてしまう場合もあるのです。
県の職員の方々のご苦労たるや、私たちの想像を絶するものがあると思います。
また、マングースが捕獲されればされるほど、数が少なくなるため、ワナにかか
る確率が低くなります。メモできませんでしたが、1%未満だったと思います。
このような仕事を粘り強くできるのは、やはり沖縄の自然を守りたいという尊い
使命感なんだろうと、聴講しながら感じました。

 「ヤンバルクイナたちを守る獣医師の会」代表の長嶺先生の話も強いメッセー
ジを持っていました。「ヤンバルクイナたち」と、なぜ複数になっているのか、
それはヤンバルクイナだけでなく、ケナガネズミ、オキナワトゲネズミ、アカヒ
ゲ、ノグチゲラ、ナミエガエル(すべて国あるいは県指定天然記念物)などの野
生動物を野ネコに食べられないよう獣医師の立場から守りたい、という思いから
だそうです。

 そして、私たちは一方が正しければ、もう一方は悪いと考えがちで、ここでは
「ヤンバルクイナを食べる野ネコは悪者」に簡単に考えてしまいますが、長嶺先
生たち会の先生方はそうではなく、「クイナもネコも助けよう」「そのためには
何ができるだろうか」と考えたのです。そして、猫を避妊・去勢手術をしよう、
迷子にならないように、また飼い主が安易に捨てないように、マイクロチップを
猫に埋め込もう、と行動を起こしていったのです。
 子供のころ小動物を飼ったことがある少年少女の割合が90%と高い一方で、途
中で捨てた(また親が捨ててしまった)経験がある子供たちが65%もいるそうで
す。この数字の意味は重いと思います。

 国頭村安田区活性化委員会の中根氏は、過疎に悩む地域活性化を開発によるも
のではなく、自然環境の保護・保全により行おうという明快な方針で、安田区の
猫飼養の規則として、全ての猫にマイクロチップを埋め込むことを区長に答申し
採択されました。また、外部からの捨て猫防止に毅然たる態度をとり、地域の自
然、環境の保全に努めていきたいとおっしゃっておられました。また、冒頭には
「ぜひ、皆さん安田区のマネをして下さい」とも言われていました。この人口が
224名という地域の英断が、日本全国に広がりをもっていくとき、そこには新し
い日本の未来像があるような気がしました。

ヤンバルクイナたちを守る獣医師の会はホームページがあります。
http://homepage1.nifty.com/kunigami/Yanbaru/index.htm

マイクロチップに関する情報は、ペットポータルのウェブサイトでも紹介してお
ります。
http://www.petportal.org/microchip.htm
現在は、http://www.petportal.jp/mt/です。

その他にも、興味深い講演や発表がたくさんありました。
それらは、ペットポータルのサイトやこのメルマガで紹介していく予定です。
*********************************************************************

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃去勢・避妊手術に、自治体の補助金を活用しましょう
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

毎年、多くのワンちゃんやネコちゃんが、飼い主の望まない出産をして、飼い主
に叱られることになります。その子たちに幸運にも新しい飼い主が見つかって、
もらってもらえる場合もありますが、そうでない場合は、捨てられたり、有料で
引き取ってもらうことになります。

 飼い主の皆さん、雌のワンちゃんネコちゃんに妊娠・出産を望まないならば、
ぜひ避妊手術をしてあげて下さい。
また、雄のワンちゃん、ネコちゃんが外で望まれない子犬や子猫をつくって来な
いよう、去勢手術をしてあげて下さい。

手術をすることで、性格がおとなしく飼いやすくなったり、高齢になったときに
精巣や卵巣、乳腺の腫瘍(癌)やヘルニアを予防することができます。

もし動物病院の費用がご心配でしたら、多くの自治体では、避妊手術・去勢手術
に対して、補助金や助成金を準備しています。
googleやyahoo!などの検索サイトで「避妊 去勢 助成」や「避妊 去勢 補助
」などのキーワードに、ご自分の県名や市町村名を加えて検索してみて下さい。
都道府県や市町村により年間の予算額が異なり、金額や受け取りの方法が違いま
すので、自治体に直接ご確認下さい。


**********************************************************************
┏━━━━┓
┃編集後記
┗━━━━┛
■今号は、沖縄で開催された獣医三学会から公開シンポジウムについて報告しま
■した。いかがでしたか。
■これを速報で紹介したいため、いつもは週末に発行するものを今日まで延期い
■たしました。お待ちくださっていた方、申し訳ありません。
■また、動物たちの発情の季節を前に、避妊・去勢に対する助成金をご紹介いた
■しました。全てのペットが、終生、飼い主に愛されることを心から願っていま
■す。
■2月11日は建国記念日ですね。週末、働きづめでしたので明日は静養したいと
■思っておりますが、はてさてどうなることやら・・・(う!)
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ぶ週刊ペットポータル~」の内容に十分注意を払っておりますが、情報は各人
の責任においてご利用下さるようお願い申し上げます。
このメールマガジンによって生じたいかなる障害・損害に対しても編集発行人
は一切責任を負うものではありません。
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※最終行までお読み下さりありがとうございました。
本メールのコピー・転送は自由です。お友達にもご紹介下さい。
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投稿者 Yuki : 02:02 AM | コメント (2)

October 13, 2003

訪問者とメルマガ読者に好評のコーナー

ワンクリックで、アマゾン.co.jpから、その本の書評がご覧になれます。また、ご発注も可能です。
このリストの本は、ペットポータルで読んだものを掲載しています。
在庫がないか、もし、取り寄せの場合はご了承ください。

分類: 病気と治療    

新版 ペットの福音 野村潤一郎(野村獣医科Vセンター院長)他 著
愛犬の寿命を5才のばす本 石野 孝(かまくらげんき動物病院長)著
イラストでみる犬の病気 小野 憲一郎(東京大学教授)  他編集
愛犬の病気百科カラー版愛犬百科シリーズ 愛犬の友編集部(編集)
もっともくわしいイヌの病気百科 鈴木 立雄, 小方 宗次(麻布大学獣医学部) 他著

分類: 選び方 ・しつけ ・育て方 ・ドッグスポーツ

ドッグスポーツをしよう! ドッグスポーツ研究会 著
わが家の動物・完全マニュアル 犬とできるスポーツ ㈱スタジオ・エス
犬のしつけとトレーニング 日常のしつけからドッグスポーツ 主婦の友社
室内犬の医・食・住〈02・03年版> 動物出版編集部 編集
猫の医・食・住〈03・04年版〉 猫の手帖編集部 編集
猫の不完全な飼い方 城崎 哲 著
おりこうダックス―ミニチュア・ダックスフンド じょうずなしつけと飼い方 主婦の友社 編集
ミニチュア・ダックスフンドの飼い方...愛犬セレクション露木 健生, 中島 真理 著
トップ・ブリーダーが教える「中・大型犬」子犬の選び方・育て方 山本 卓 著
愛犬の選び方・飼い方と健康管理 主婦の友社 編集
珍しい犬を飼いたい!―自分だけの犬を見つける法 富沢 勝 著
失敗のない子犬選び―あなたにぴったりと合った犬の育て方マニュアル DOG FAN編集部
開運!愛犬(うちのこ)の命名事典早わかりガイド 秋月智朱 著

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分類: ペッ トといる生活

犬を飼うと、恋人ができる。-「マメ柴」と話す45の方法 中谷彰宏 著
わが最良の友動物たち―犬 猫 猿 九官鳥 家鴨 鹿 狸 遠藤周作 著
ねこと「しあわせ上手」に暮らす本 講談社SOPHIA BOOKS 石田卓夫(獣医師) 著
犬の気持ち、飼い主の疑問 小暮規夫(獣医師) 著
猫と犬の気持ちがますますわかる本―有名マンガ家の飼育例いっぱい 加藤由子 著
愛するネコとの暮らし方-キャットホスピタル35の知恵南部美香(獣医師) 著
痛快!ねこ学南部美香(獣医師) 著
うちの猫はおりこうさん?―ヨーロッパ式「マンション猫」のしつけジョエル ドゥハッス著
英国流素敵なネコの飼いかた アンジェラ・ゲア 著
ドッグ・ピープル―犬を愛するアメリカの作家とアーティストたち マイケル・J・ローゼン 他著

分類:動物の不思議

犬たちの知られざる超能力ジョエル ドゥハッス著
どうぶつ奇想天外!海外体験記―出演者8人の驚きと感動の物語
火事を知らせる猫 贈り物をする犬 心を打つ動物たちのほんとうの話 クリスティン・フォン・クライスラー著
動物なぜなにものがたり ヘニング ヴィースナー 著
わが子に語る動物のふしぎな話 杉浦宏 著
あなたが知らないペットたちの不思議な力―アンビリーバブルな動物たちの超常現象レポート 「FATE」編集
あなたのペットの超能力―動物たちの不思議な世界 ヴィンセント・ガディス 著

分類: アニマルセラピー

動物は身近なお医者さん―ア二マルセラピー 日本動物病院福祉協会 編集
アニマル・ヒーリング―動物が病を癒す スーザン・チェルナーク マケルロイ 著

分類: 食事

愛犬の食事百科カラー版愛犬百科シリーズ 宮田勝重 (獣医師) 著
愛犬を病気・肥満から守る健康ごはん 本村伸子(獣医師) 著
WITH ソレイユのシンプル・レシピ 川原亜矢子 著
犬の栄養士さんが考えた愛犬の手づくりごはん-安心の栄養計算表つき 古谷和巳 著
イヌがよろこぶ手作り健康長寿メニュー入門-愛犬家必読本 愛犬健康長寿研究会 編集
愛犬がよろこぶ手づくりごはん-ラブおばさんのワンダフルメニュー52 ドッグワールド編集部 編集

分類: 動物愛護

捨て犬を救う街 渡辺 真子 著
捨て猫を救う街―わたしは猫おばさん 65万頭の犬猫の命を救うシリーズ 浅井登美子 著
小さな命を救う人々「65万頭の犬猫の命を救う」シリーズ渡辺 真子 著
犬と猫のための災害サバイバル-いざというとき役立つ香取 章子 著
ばっちゃん―助けられた繁殖i犬たち 井上 夕香 著
マンガ 絶滅する日本の動物講談社+アルファ文庫 I 23-1 佐藤 晴美 著

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分類: アシスタンス ドッグ

人を助ける犬たち 犬とともに歩む人たち;MINERVA21世紀福祉ライブラリー 江沢恭子 著
アシスタンス・ドッグ―障害者の心と身体を支える 有馬もと著

分類: 介助犬

介助犬が家族になったとき 石田俊浩 他著
介助犬シンシア 木村佳友 他著
ボクと離れちゃだめだよ!―一緒がうれしい介助犬の世界 日本介助犬トレーニングセンター 著

分類: 盲導犬

盲導犬ハンドブック 松井進 著
盲導犬誕生 MINERVA21世紀福祉ライブラリー 平野隆彰 著
わたしは盲導犬イエラ MINERVA21世紀福祉ライブラリー 日比野清 著
しっぽのはえたパートナー―盲導犬ミントと触れた街角の福祉 星野有史 著
ハーネス 光と愛の絆―盲導犬をめぐる人たち 大沢美実 著
盲導犬・40年の旅――チャンピイ、ローザ、セリッサ 河相 洌 著
盲導犬ネモフィラ―生涯現役の大学12年生 竹前栄治 著
さよなら、盲導犬ミッキー 近藤 靖 著

分類: 災害救助犬

救助犬トミー出動す 大山直高 著
災害救助犬トレーニングトレーニングマニュアル―あなたの愛犬をレスキュードッグにする方法 スーザン・ブランダ 著

分類: 老犬介護

明るい老犬介護 児玉小枝 著
老犬とどう暮らすか 幸せな関係と介護の知恵 カッパ・ブックス 林 良博(東京大学教授) 著
世界一幸せな老犬に!―愛犬が元気で長生きできる法 小林 豊和, 五十嵐 和恵 共著
愛犬の寿命を5才のばす本―いつまでも元気に長生きさせる秘訣集石野 孝(獣医師)著
備えあれば…の老犬生活―衣・食・住のお世話がわかる、十犬十色の知恵袋 吉田悦子 著

分類: ペットの法律

ペットの法律案内―転ばぬ先の知恵 ペット・ニューライフシリーズ 吉田真澄(同志社大学) 著
ペット六法 法令編 ペット六法編集委員会 編集

分類: ペットロス

癒される日々―ペットの死をこえて ゲーリー・コワルスキー 著

分類: 衛生学・寄生虫学

バイキンが子どもを強くする―キレイずきおかあさんへの100の警告 藤田紘一郎(東京医科歯科大学) 著
エキゾチックペットの寄生虫ハンドブック 佐伯栄治 著

分類: 童話

ダメ犬グー―11年+108日の物語 ごとう やすゆき 著
あらしのよるにシリーズ 全6巻 木村裕一・作 あべ弘士・絵

分類: くすり

くすりの辞典2001Ver3.2 システムソフト

分類: うさぎ

う医者さんYELLOW-PAGE―うさぎを診てくれる病院ガイドブック (2000年) 

分類: ペットビジネス

図解でわかる1兆円市場ペットビジネスのすべて クリップ生活研究所(株) 編 143頁に、なぜかペットポータルも掲載されています!? 

但し、正しいURLは、http://www.petportal.jp/mt/ です。

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投稿者 Yuki : 06:34 PM | コメント (0)

平田大治氏の「ウェブログ入門サポートページ」

ウェブログ入門 サポートページ
MovableTypeをペットポータルに導入する際に、私も購入した本「Movable Typeで今すぐできるウェブログ入門」の著者 平田大治氏(先生と呼びたいくらい)が自ら開設されているサポートページです。

weblogguide.jpg Movable Typeで今すぐはじめるウェブログの本


「本を読んでの質問は・・・」で、質問を受け付けられており、すでに多くの質問が掲載されています。

これをご覧になれば、もしかすると導入がうまくいかない人の解答がすでに回答されているかもしれません。
お困りの方はぜひ、一度ご覧になってみてください。

投稿者 Yuki : 04:43 PM | コメント (0)

October 11, 2003

動物行動の無料映像データベース

「動物行動」とは聞きなれない言葉ですが、動物の「食べる・食べられる」「身を守る」「産む」「育てる」「群れる」などの行動を映像化して、それらを一般に広く公開しておられる研究家の集団があります。
動物行動の映像データベースのサイトがそれです。

これは、Suzukky blog のサイトで拝見したものですが、大変参考になる情報だと思います。

詳しく見ていくと、動物行動の映像データベースは、多くは日本動物行動学会に属する動物行動学を専門にする研究者有志によって運営されているとのことです。

その目的は、各個人(研究者であるないに関わらず)のもとに私蔵されている動物の行動に関する興味深い映像を集め、Webを利用して公開することとのことで、Make Our Movies Openをデータベースのスローガンとして、この計画をMOMOプロジェクトと呼んでいます。

さまざまな興味深い映像がのせられており、これらを例えば理科の授業で使うなど、非営利の教育や研究目的に限りダウンロードした映像の二次利用を認めています。その場合には、著作権者、データ番号、このデータベース名の明記をお忘れなく!!とのことです。

私は、現在、社団法人奈良県獣医師会においてウェブサイト製作のお手伝いをしておりますが、奈良県獣医師会では、学校飼育動物支援事業という活動を、獣医師の先生方が土・日を返上して行われております。もうすぐ公開になると思いますので、そのときにはURLを記載します。

命の尊さを学び、動物の不思議さ・素晴らしさに興味をもつことは、子供たちの心の発達を助け、科学離れ・理科嫌いに歯止めをかける一助にもなると思います。

そのような点で、この「動物行動の映像データベース」で教育目的での二次利用が許可されていることと、奈良県獣医師会の獣医師がボランティアで行っている学校飼育動物動物支援事業と一脈通じるものがあると思います。

最後に、この動物行動の映像データベースは、「登録型データベース」だそうで、研究者ではないアマチュアの方でも、映像を登録できるとのことです。ペット自慢に過ぎない映像は困るそうですが、これは「面白い行動だぞ、専門家の意見を聴きたいな」という映像があれば、とりあえず登録して、相談してみてください、とのことです。

投稿者 Yuki : 11:20 PM | コメント (1)

メルマガ「ペットポータル」も再開です!

2003年6月7日号からのご無沙汰で申し訳ありません。
googleで「ペットポータル」あるいは「ペット & ポータル」の検索語で調べたところ、.orgから.jpに移行して、IPアドレスむき出しのこのサイトが第2位になっておりました(恐るべし、グーグル!)。
やっとサーバーの設定も終わりまして、今ではhttp://www.petportal.jp/mt/と表示されるようになりました。 いよいよ、メルマガも再発行したいと思います。

読者の皆様、長らく休刊しており、申し訳ありませんでした。
数多くの励ましを頂戴しておりました。有難うございます。
大変お待たせいたしました。
今後は月刊で発行させていただき、皆様のお目にかかりたいと思います。

サイトのURLは、 http://www.petportal.jp/mt/ です。
春、2月に沖縄から北上したフィラリア症予防前線が北海道から今度は南下してきております。それらのタイムリーな情報と、これまで掲載してきた情報を載せております。
ぜひご覧いただければと存じます。

また、訪問者の方が簡単にコメントを残せるよう、Movable Typeを導入しました。
ご訪問下さったら、ぜひ記事に対してコメントも残してくださいね。
リンクも自由に貼っていただけます。

(但し、本サイトに不適切と考えられるコメントやリンクは、お断りすることなく削除させていただきますことをあらかじめご了承下さい。)

それでは、少しでも皆様の役に立ち楽しめるサイトとメルマガの製作を心がけていきたいと存じますので、何卒宜しくお願いします。

なお、メルマガの無料購読をご希望の方は、 petportaljp@yahoo.co.jp までご連絡下さい。
すでに登録なさっている方は結構です。 

まぐまぐパブジーンmelma!Macky!からの登録も可能です。

投稿者 Yuki : 04:20 PM | コメント (0)

October 09, 2003

犬のフィラリア症予防前線が、逆に南下中

今年2月に沖縄県からはじまり、九州・本州を経て、8月に北海道に到達した犬フィラリア症の感染地域ですが、9月25日には北海道の札幌で感染が理論上、不可能になりました。

これは犬フィラリア症を伝播する蚊の活動を、気温の推移から計算したHDUという理論に基づくものです。

ワンちゃんの飼い主さんは、犬フィラリア症の予防薬を投薬されていますよね。フィラリア症の予防は、感染可能となった月の1ヶ月後から、感染が終了した月の1ヶ月後まで行えば良いので、その地域に応じた期間の予防を行うことが確実で、無駄がありません。
札幌では、10月下旬に今年の最終の投薬を行えば良いこととなります。

ただし、これから急に気温が上昇すると、蚊の活動が復活し、感染終了日がさらに延長することがあります。

これから、本州にも下りていきますので、このサイト「ペットポータル」で情報を定期的にチェックしていただくか、コメントに読者登録して下さると更新情報をご連絡いたします。コメントに「読者登録・通知希望」と書いてください。メールアドレスもお忘れなく。

投稿者 Yuki : 01:19 AM | コメント (1)

2003年のフィラリア感染開始時期

犬のフィラリア症の予防は、感染可能期間の開始月の翌月から終了月の翌月まで予防しなければなりません。

実際には蚊がいつワンちゃんを刺すか、フィラリアに感染するかを特定することはできませんので、HDUに基づいて蚊の感染可能期間を算出し、そこからその地域での予防期間(投薬回数)が求められることになります。

※ただし、HDU(Heartworm Development Heat Unit)は、あくまでフィラリアの感染期間を知るためのひとつの考え方です。フィラリア感染期間と、その予防期間を限定するものではありません。お住まいの地域でのフィラリア予防薬の投薬期間と回数については、かかりつけの動物病院にご相談くださいますようお願いします。

2003年の都道府県別の感染開始可能日は次の通りでした。

●北海道(函館)が8月3日に感染開始可能日になりました。
●青森が6月23日に感染開始可能日になりました。
●岩手が6月15日に感染開始可能日になりました。
●秋田が6月9日に感染開始可能日になりました。
●山形が6月4日に感染開始可能日になりました。
●茨城が6月3日に感染開始可能日になりました。
●福島が5月30日に感染開始可能日になりました。
●長野・新潟が5月29日に感染開始可能日になりました。
●栃木が5月28日に感染開始可能日になりました。
●滋賀が5月27日に感染開始可能日になりました。
●石川、富山が5月26日に感染開始可能日になりました。
●島根、鳥取が5月25日に感染開始可能日になりました。
●福井県が5月24日に感染開始可能日になりました。
●群馬県が5月22日に感染開始可能日になりました。
●三重が5月21日に感染開始可能日になりました。
●奈良、埼玉が5月19日に感染開始可能日になりました。
●山口が5月18日に感染開始可能日になりました。
●愛知、岐阜、神奈川、千葉が5月17日に感染開始可能日になりました。
●広島が5月16日に感染開始可能日になりました。
●大分、香川が5月15日に感染開始可能日になりました。
●徳島、岡山、京都が5月14日に感染開始可能日になりました。
●東京、愛媛が5月13日に感染開始可能日になりました。
●兵庫、静岡、山梨が5月12日に感染開始可能日になりました。
●佐賀、福岡、和歌山が5月8日に感染開始可能日になりました。
●高知、長崎、大阪が5月7日に感染開始可能日になりました。
●熊本が5月5日に感染開始可能日になりました。
●宮崎が5月2日に感染開始可能日になりました。
●鹿児島が4月27日に感染開始可能日になりました。
●沖縄が2月18日に感染開始可能日になりました。

投稿者 Yuki : 01:17 AM | コメント (0)

フィラリア予防薬について

■フィラリア予防薬は、蚊に刺されるのを防ぐ薬ではありません

 現在、予防薬は毎月1回飲ませるチュアブル(フードタイプ)のものが主流です。その他に、錠剤や今年から新発売された滴下剤(スポットオン)などがあります。

 ではどんなふうにフィラリア予防薬が効くのでしょうか?

フィラリア予防薬は1ヶ月間ずっと効いているのではありません。蚊に吸血された時に蚊から犬の皮膚から入ってくるフィラリアの幼虫が、脱皮と発育をしながら、犬の筋肉を通過して血液中に達するまでの間に数十日間かかります。
 1ヶ月間隔で、フィラリア予防薬を与えると、その投薬前の1ヶ月間に感染した幼虫をまとめて殺すのです。
 そのため、幼虫は犬の心臓に到達することなく、そして成虫にまで成熟することもないので、犬はフィラリア症にかかりません。
そのため、フィラリア「予防」薬と呼ばれるのです。
 フィラリア予防薬は、犬が蚊に刺されるのを防ぐ薬ではありませんし、1ヶ月間、殺虫効果が効き続ける薬ではありませんので、お間違えなく。

■蚊がいなくなったら、今年の予防はおしまい!って言うのは正しい?

 上で説明したように、フィラリア予防薬は、蚊に刺されて感染した幼虫が、犬の体内で発育するのを「防ぐ」薬です。ですから、飼い主が蚊がいなくなったと判断して、その途端に予防薬をやめてしまったら、どうなるでしょう?

 もし最後の蚊が犬を刺して、そのときに犬にフィラリアの幼虫が感染していたら、犬の体内で半年間、フィラリアの幼虫はぬくぬくと成長して、心臓や肺動脈で成虫に成熟してしまいます。そうなると、もう予防薬で簡単に殺すことはできません。
 そのため、フィラリア予防薬は、蚊の感染の終了後1ヶ月まで投薬することが大切なのです。
 逆に、投薬の開始も、蚊が出てきたら、すぐに投薬を始めなくても大丈夫です。蚊が出始めてから、約1ヵ月後の余裕をもって毎月の投薬を開始すれば、フィラリアを予防することができます。
 つまり、「感染開始後1ヵ月から感染終了後1ヵ月の期間」を毎月1回定期的に予防することが、必要で、十分なんですね。

■それではフィラリアの薬はいつから飲ませたら良いの?

 以上、述べたように、フィラリア予防薬を投与する期間は、その地域でフィラリアの感染時期がいつからいつまでなのか、ということで決まることになります。そして、同じ地域であっても、年により気温が変化するので、感染時期は一定ではありません。

 そのような状況の中で、その地域のより正確なフィラリア予防開始の時期と終了の時期を算出する方法として、HDU(Heartworm Development Heat Unit)の概念が考え出されました。

 詳しい説明は、ここでは省略しますが、HDUとは、蚊の体内でフィラリア幼虫が発育するために必要な温度の単位と考えてください。
※ただし、HDU(Heartworm Development Heat Unit)は、あくまでフィラリアの感染期間を知るためのひとつの考え方です。フィラリア感染期間と、その予防期間を限定するものではありません。

そのHDUを計算すると、次のように各都道府県でのフィラリア感染開始可能(HDU 130以上)時期を予測することができます。

投稿者 Yuki : 12:23 AM | コメント (1)

4.狂犬病、日本再発のシナリオ

昭和32年(1957年)以降、45年間続いている狂犬病発生のない現状から、再発を想定することは心地よいものではありませんが、グローバル化・ボーダーレス化という世界情勢の中で、日本が今後も清浄国でいられる保障もありません。オーストラリア、イギリス、台湾、ハワイ等、島国だからこそ狂犬病が根絶された地域があります。しかし、イギリスでは1996年に狂犬病のコウモリが発見され、またフランス-イギリス間を結ぶユーロトンネルの開通でヨーロッパ本土からの狂犬病の危険性が指摘されています。そのため、日本でも、この現状を長く維持するために再発を想定して、その対応策を検討しておかなければなりません。

 日本で狂犬病の再発というシナリオを書くとすると、国内で突然発生が見られるというよりも、海外で狂犬病に罹患した動物が日本に持ち込まれるケースを想定することが普通かと考えます。

 世界保健機構(WHO)の調査では、日本の近隣諸国で、ロシア、中華人民共和国で発生がありますし、韓国でも1999年に男性が狂犬病で死亡しています。日露間で漁業交流が盛んな昨今、船員達がロシアから連れてきた犬を日本の港湾付近で散歩させていることがあるとのことですが、30日間以上の十分な検疫はなされているのでしょうか。 ロシア沿海州での狂犬病は、1999年に13件(ネズミ1例)、2000年には8件(犬 7件 猫 1件)の発生があるとのことです。 

 韓国では高麗リスで狂犬病感染の報告があるとのことで、長野県では高麗リスがすでに生息しているとの報告があります。また、過去にキツネやタヌキが海を越えて漂着した実例から、狂犬病に罹患した動物が漂着する危険性を唱える学者もおられます。

 都市部のタヌキや、昔ペットとして飼われながら野生化した野犬、野良猫やアライグマなどに、海外から侵入した感染動物から、狂犬病ウイルスが伝播されて、感染サイクルが形成され、ついには日本に定着するというパターンも考えられます。 そのような最悪の状況も視野に入れて対策を練ることは容易なことではありませんが、BSEや口蹄疫が日本に侵入したように、狂犬病の侵入は絶対ないとは言い切れないのですから、空港での検疫はもちろんのこと、海外からの船舶が入港する漁港での検疫体制の強化も検討すべきかもしれません。

 また、われわれ市民も、狂犬病が疑われるような野生動物(人間を恐がらない、舌を口外に出してよだれを流している、異物(石、土、木など)を食べる、下半身が麻痺している、音や光に過敏に反応するなど)をみかけたときは、直ちに最寄りの動物病院か、保健所に連絡することが望まれます。 決して、自分一人で捕獲しようとすべきではありません。 連絡を受けた獣医師も保健所に直ちに届出することになっており、保健所から獣医師に指示がなされる他、都道府県への連絡や確定診断の依頼がなされることとされています。

◆ 人での狂犬病の発生阻止

 狂犬病に感染した動物の入国を検疫で阻止できた、あるいは水際で捕獲できた場合は良いとして、動物に人間が咬まれた場合も想定して対策を考える必要があります。

具体的には、(1)動物での狂犬病の確定診断が実施可能な検査機関のリストアップ、(2)暴露前免疫あるいは暴露後ワクチン接種を行うためのワクチン備蓄と緊急輸入の手配、(3)人抗狂犬病免疫グロブリンの国内製造の検討、などが考えられます。

(1)として、単に健康な動物に咬まれたのか、狂犬病に罹患した動物に咬まれたのか、の間には大きな差があります。 現在、日本で動物の狂犬病の確定診断が可能な研究機関は、国立感染症研究所獣医科学部のみで、それ以外にも早期に確定診断が可能な検査機関をリストアップする必要があります。 例えば、BSE発生の際には、動物衛生試験場と帯広畜産大学獣医学科の存在がわれわれ国民には非常に頼もしく思えたものです。

国立感染症研究所http://www.nih.go.jp/niid/
〒162-8640 東京都新宿区戸山1-23-1
電話 03-5285-1111

(2)として、暴露前免疫あるいは暴露後ワクチン接種を行うためのワクチン備蓄ですが、日本では1社のみが製造しており、製造量も年間2万ドーズ(ドーズとは1回当たりの注射量をいう、つまり2万回の注射分しかないということ)です。 以前に述べた通り、狂犬病は発病した場合の死亡率はほぼ100%で、感染した後(暴露後)のワクチン接種により発病予防することが重要な対策となります。暴露後のワクチン接種は6回接種が基本ですから、これでは約3,500人分にしかなりません。 また、暴露前(感染前)の予防としては、0日、4週後、6~12ヶ月後の3回接種が基本であるため、2万ドーズを全て暴露前予防に使用したとしても6,700人分であり、全く足りません。 実際に狂犬病が日本で再発した際には、人から人への感染はないとされているとはいえ、医療機関の医師、獣医師、看護師などが動物に咬まれた人や動物に接する前に暴露前免疫を行うでしょうから、医療関係者のみで消費してしまって、肝腎の患者にはワクチンが行き渡らないという悲劇が生じるかもしれません。そのため、平時では必要はなくても、緊急輸入の方法も検討しておくべきと思われます。

人用ワクチンの消費の変動

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 1996年  20,953本
 1997年  16,437本
 1998年  16,253本
 1999年  24,721本
 2000年  27,286本
=========================

(3)としてヒト抗狂犬病免疫グロブリンの国内製造の検討を挙げました。世界保険機関(WHO)では、狂犬病暴露後発病予防は、前述(2)の狂犬病ワクチン接種と、ヒト抗狂犬病免疫グロブリン(HRIG)またはウマ抗狂犬病免疫グロブリン(ERIG)の接種によって行うことを勧告しています。抗狂犬病免疫グロブリンとは、狂犬病ウイルスに対する抗体のことであり、ヒトとウマはそれぞれ人由来(つまり、人の体内にできた抗体を血液からつくった血液製剤)であるか、ウマ由来であるかの違いです。 薬害エイズで問題になったように、人由来では、未知のウイルスが混入している危険性が否定できません。また、ウマ由来のものは、人間とは異なる動物の異種タンパクですから、血清病が起こる危険性があります。 そのため、大腸菌にインシュリンを作らせたり、カイコの幼虫にインターフェロンを作らせたりするように、遺伝子操作を用いて微生物に純粋な抗狂犬病免疫グロブリンを作らせる技術を開発すべきであると考えます。 但し、平時には需要がほとんど少ないと考えられるため、狂犬病汚染国への輸出を視野に入れて生産するか、国が一定量を買い取り備蓄することを条件に製造することとして、開発に着手しなければならないでしょう。

◆お断り ~終わりにかえて~

 いずれにせよ、狂犬病の日本での再発の恐れはゼロではありません。 そのときにいたずらにパニックに陥ることなく、対応するためには平時からの準備が必要であるとペットポータルでは考えます。

既に対策として練られていることをこちらのみが知らず、関係者の皆様には不躾な表現があったかもしれませんことを予めお詫びいたします。

本特集についてご意見がありましたらペットポータルまでメールを下さい。不勉強な部分もあり、全てにお答えできないかもしれませんが、皆様と一緒に検討できれば、と願っております。

投稿者 Yuki : 12:06 AM | コメント (0)

October 08, 2003

3.狂犬病予防のかかえる課題

「動物における対策・予防」として、「輸入検疫」および「狂犬病予防注射」を挙げました。しかし、この狂犬病予防注射にも、現状では以下の3つの課題があるとペットポータルでは考えます。

1.適用される動物についての一般的な意識

 まず、1.の適用動物ですが、狂犬病予防法ではイヌだけを対象としているものではありません。狂犬病予防法には適用範囲として以下のように記載されています。

狂犬病予防法(適用範囲)

第2条 この法律は、次に掲げる動物の狂犬病に限りこれを適用する。(中略)
   1 犬
 2 猫その他の動物(牛、馬、めん羊、山羊、豚、鶏及びあひる(次項において「牛等」という。)を除く。)であって、狂犬病を人に感染させるおそれが高いものとして政令で定めるもの

 2 犬及び牛等以外の動物について狂犬病が発生して公衆衛生に重大な影響があると認められるときは、政令で、動物の種類、期間及び地域を指定してこの法律の一部(前項第2号に掲げる動物の狂犬病については、同項ただし書に規定する規定を除く。次項において同じ。)を準用することができる。この場合において、その期間は、1年を超えることができない。
 3 (略)

また、第2条第2項の動物については政令で定めるとあるように、狂犬病予防法施行令では、以下のように適用される動物を規定しています。

(法の規定の一部が適用される動物)
第1条 狂犬病予防法(以下「法」という。)第2条第1項第2号の政令で定める動物は、猫、あらいぐま、きつね及びスカンクとする。

 つまり、狂犬病予防については、平時には犬だけを対象として予防注射を行うけれども、狂犬病が万一発生した場合には、猫、あらいぐま、きつねおよびスカンクを対象とする、ことも可能であるということについて、今は広く理解が得られていない、ということです。

 広くというのは、獣医師はもちろんのこと、飼主や動物を飼っていない人々という意味です。マスメディアに携わる人々にも知っておいてもらう必要があると考えます。

 こういうことを平時から啓発する努力を怠っていると、いざ、ロシアのようにキツネから人が感染した場合に、キツネは全て害獣だ、という論調が生じたり、仮にネコから感染が生じた場合に、飼い猫が捨てられたり虐待を受けたりしてしまう不幸な事件が生じてしまう危険性があるということなのです。

 もし狂犬病が発生しても、狂犬病予防ワクチンを注射すれば、犬と同様、ネコも守られるのだということを啓発する必要があります。最近、ペットとして飼育頭数が増えているフェレットもここに含めておくことも検討すべきかもしれません。

◆2.承認されている狂犬病予防ワクチン

 2番目の問題点としては、現在、農林水産省で承認されている狂犬病予防ワクチンについてです。これはさらにいくつかの細かい問題点に分けられると思います。

(1)犬だけを対象動物としている点

 前項1の適用動物で述べたように、狂犬病はイヌだけでなく、ネコや他の動物にも発生する危険性があります。しかし、現在、日本で流通している狂犬病予防ワクチンは農林水産省の承認を受けて、国内メーカーが製造し、国家検定を受けているものですが、対象動物はイヌのみであり、ネコに注射することは想定されていません。そのため、もし飼主が、飼っているネコに狂犬病予防ワクチンを注射しようとしても、農林水産省でイヌ以外の動物用に承認された狂犬病予防ワクチンがなく、どのような副反応が生じるか見当がつきませんし、またイヌ以外の動物では効果があるかどうかも不明です。

 海外では、猫用に狂犬病予防ワクチンが販売されておりますが、日本では輸入が許可されていません。
もし、イヌ以外の動物で狂犬病の発生があった場合、海外から緊急輸入する必要が生じるかもしれません。しかし、そのような場合に海外のワクチンメーカーが増産に応じられるかどうかは不明であり、また(2)とも関連しますが、有効性と安全性の評価に時間がかかることも予想されます。

 そのため、まだ発生のない今の段階で、イヌ以外の動物に注射することができる狂犬病予防ワクチンの国産化あるいは輸入承認について、国で議論すべきとペットポータルでは考えます。
(2004年4月14日削除。狂犬病組織培養不活化ワクチンで承認されている対象動物がイヌとネコであることが判明したため。ご指摘有難うございました。)

 (2)(1)有効性と安全性

 現在、日本で製造されて流通している狂犬病予防ワクチンには、まれに副反応が生じる場合があります。軽度の発熱や嘔吐、食欲不振などであれば対症療法によって治癒しますが、副反応のなかでもアナフィラキシーショックが生じた場合、注射後数時間から24時間で死亡してしまう場合があります。

狂犬病予防ワクチンによる副反応の報告は、農林水産省動物医薬品検査所のホームページで検索することができます。(そこで「動物用医薬品副作用情報」を選択し、◎生物学的製剤毎(ワクチンのことを生物学的製剤とも呼びます)を選択するとフレーム画面が表れます。そこで、「医薬品の名称」の項で、狂犬病の最初の文字、「キ」をカタカナの一覧表から選択するとご覧になられるでしょう。)

 ここにはお示ししませんが、見ていただくとお分かりのように、狂犬病ワクチンの注射で2001年に、9頭の犬が亡くなっているとの報告があります。
 年間460万頭注射される内の9頭ですから、報告された事故率は0.0002%であり、メーカー側からは安全であると主張されるでしょうし、客観的にみれば是認される範囲であるかもしれません。

 しかし、飼主の方にすれば、健康な犬を動物病院または集合注射会場に連れて行って、狂犬病予防ワクチンの注射を受けて数時間以内に容態が急変して、死亡するなどということがあった場合の悲しみは、癌や心不全などで亡くす場合と比べて納得がいかない、と感じるのではないでしょうか。

 そのような死亡例が起こる確率は0.0002%と非常に低いかもしれませんが、今後狂犬病ワクチン注射の接種率をより高めるための啓発をしていく上で、安全性は非常に重要なことであると思われます。

 有効性についてですが、日本では毎年の注射が義務づけられています。これはワクチン注射による免疫の持続が1年間で切れてしまうことを意味するのか、それとも1年以上の長期間、免疫持続性について調べられていないためか、分かりません。しかし、海外では既に3年に1回注射すればよい狂犬病予防ワクチンも販売されていることから、1年以上、効果が持続する狂犬病予防ワクチンが日本でも利用できるようになれば、より多くのイヌに狂犬病予防ワクチンが注射されるようになると考えられます。

(3)(2)国産ワクチン

(3)(2)として現在、日本で流通している狂犬病ワクチンは国産品のみであることがあげられます。まず長所・短所について考えてみたいと思います。
 長所としては、ワクチン株の性状やワクチンの製法が明らかであり、生産も計画的に行えるため、安定供給が可能であるということ、国家検定に必要な情報も入手が容易で、製品の品質が一定していると考えられることなどが挙げられます。

 しかし、一方で前述の(1)(2)にも関連がありますが、短所も考えられます。 狂犬病流行国では、流行があるがゆえに、様々な技術導入がなされて、3年という長期間、免疫が持続する狂犬病予防ワクチンや、イヌ以外の動物への狂犬病予防ワクチンが既に製造され、実際に使用されています。
 また、日本では、狂犬病予防ワクチンは、単味ワクチン(病原ウイルスが1種類だけ入っているワクチン)しか認可されていませんが、海外では、狂犬病ウイルスだけではなくパルボウイルスやジステンパーウイルス、パラインフルエンザウイルスなども1度に注射できる7種混合などの多価ワクチンも利用可能であり、飼主にとっては非常に便利だといわれています。

 フランスの動物用医薬品会社では、野犬に狂犬病ウイルスに対して免疫をつけさせるために、注射ではなく食べる狂犬病予防ワクチンも製造しているとのことです。これらを森林や農村の周辺に撒(ま)くことによって、それを食べた野犬やキツネなどに狂犬病の免疫をつけて、狂犬病を撲滅するプログラムを立てて、効果を上げている国もあると聞きます。

 これだけグローバル化が進み、島国という地理的な利点だけでは日本の国境を守れなくなっている現在、日本としても接種率を今まで以上に向上させることが急務であり、また他の動物に対しても何らかの予防策を検討することが必要だと思われます。

 しかし、日本では45年間、狂犬病の発生がないことから、逆に新しい狂犬病ワクチン株の導入や作出、狂犬病ウイルスと他のワクチンウイルスとの多価化も進んでいないように思われます。

 飼主の方々にワクチン接種の重要性を訴えて、接種を勧めることも今後も引き続き、推進させるべきことと考えます。

 そしてそれと同時に、飼主の方々が進んで飼犬に接種したくなるような利便性のある、すなわち免疫持続期間が長い、他のウイルス性疾患も同時に予防できる、などの特徴を持つ新しい狂犬病予防ワクチンが日本でも利用できるようにするという議論がもっとされても良いのではないでしょうか。

◆3.登録頭数と実際の接種率

 3に挙げた「登録頭数と実際の接種率」に関する課題とは、こういうことです。まず下記の表をご覧下さい。 これは厚生労働省の統計情報から得たものを一部改変したものです。ご存知のように、現在、犬の登録は一生に一度だけ行えばよく、平成12年度末の登録頭数は約580万頭です。狂犬病予防注射を受けた頭数は約460万頭で、約80%の犬が狂犬病の予防注射を受けたとされています。

 約80%という数字をご覧になって、皆様はどのようにお考えでしょうか。充分、高いと思われるでしょうか。

 しかし、実際には飼育されている犬がすべて登録されているわけではありません。1996年に厚生省国立公衆衛生院で調査して推計された登録率は61.1%とのことです。ここから、算出すると実際には1.63倍の約946万頭が飼育されていると推計できます。

 一方、ペットフード工業会による調べによると、平成12年度の犬猫飼育頭数は犬が全国で1,005万4千頭、猫が771万8千頭であるとのことです。これは、厚生労働省の登録頭数の1.74倍に当たります。

 そこから考えると、460万頭という狂犬病予防注射頭数による予防率は、国立公衆衛生院の推計飼育頭数から計算すると48.7%であり、ペットフード工業会の数値をもとにすれば45.8%と、どちらも50%を割ってしまいます。

 この50%未満という注射率にせよ、約80%という注射率にせよ、これが狂犬病が日本に侵入してきたときに充分であるかどうかは、疫学的な観点、地域的な観点から多面的に検討する必要があります。但し、厚生労働省が発表している80%という数値だけで充分高い予防率であるという考えを持つことは危険であると思います。

 また都道府県別にも検討する必要があるでしょう。

 もっとも高いのは長野県の96.7%ですが、80~90%以上の注射率を誇るのは東北地方に多い傾向があります。逆に関西以西は総じて注射率が低く、特に九州も低い傾向があるのが意外でした。前述の通り、実際の飼育頭数は、これよりも数十%(あるいは70%も)多いわけですから、接種率の低い都道府県では注射率をさらに上げる努力を行わなければ、逆に、狂犬病の発生があった場合の混乱が他府県よりも大きくなる危険性がないともいえないことが危惧されます。

 狂犬病の再発、それはあってはならないことですし、杞憂に終わることを望んでいます。しかし、前回も述べた通り、日本の状況は世界的にも極めて珍しい状況であり、全世界では多くの国で狂犬病が流行し、年間4~5万人もの人が狂犬病で亡くなっています。

 そして、それは日本と地理的に近隣の国々や経済的に関係の深い国々で起こっている現実であることを忘れてはなりません。

投稿者 Yuki : 11:50 PM | コメント (9)

2.狂犬病とは

◎対象動物 狂犬病、狂った犬の病気、と単純に考えていませんか? これは、野犬を含むイヌだけの病気ではありません。 イヌ、ネコ、フェレットなどのペットなどの他、キツネ、タヌキ、コウモリ、アライグマ、マングース、スカンクなどの野生動物もかかり、他の動物に伝染させる危険性があります。 それらの動物から、人がかまれた場合、人がかかる危険性があります。人から人へ感染することはないとされています。

地域別狂犬病危険動物種

============================================
地域      主な狂犬病危険動物種
============================================
アジア      イヌ、ネコ
北米       コウモリ、アライグマ、スカンク、キツネ
ヨーロッパ   キツネ
中南米     イヌ、コウモリ、コヨーテ、ネコ
アフリカ     イヌ、マングース、ジャッカル、ネコ
============================================

◎病原体:
ラブドウイルス科の狂犬病ウイルス(rabiesvirus 【狂犬病は英語で「レイビーズ」と発音します】)で、ウイルス粒子は特長ある砲弾型です。
◎感染経路
通常、狂犬病に罹患した動物による咬傷部位(かみ傷)から、唾液に含まれる狂犬病ウイルスが侵入します。人間は感染の最終動物です。実験室内感染では、経気道感染もありうるとされています。
◎潜伏期間
 ・1~2ヶ月(別の報告では2週間~1、2年であり、咬傷部位によって異なる)。
◎臨床症状 【狂犬病は一度発症すれば、死亡率はほぼ100%です。ただし、暴露後(動物に咬まれてウイルスが体内に侵入した後)のワクチン接種により死亡する人は極端に少ないと思われます。】

1.ヒトの狂犬病

前駆期: 2~10日間
発熱、頭痛、倦怠感、筋痛、疲労感、食欲不振、悪心(吐き気)、嘔吐、咽頭痛、空咳(からぜき)等のかぜに似た症状ではじまります。また、咬傷部位の疼痛や掻痒感(かゆみ)、などの知覚異常がみられます

急性期:2~7日間
不安感、恐水発作(水を恐がる)、興奮、精神錯乱、麻痺、筋痙攣などの神経症状があらわれます。ただし、恐水症状を示さない例もしばしばあります。

昏睡期:最終的には、呼吸障害により死亡します。

麻痺型:急性期の神経症状がみられずに麻痺が全身にひろがる例であり、特にコウモリに咬まれて発病したケースに多いとされています。

2.イヌの狂犬病

前駆期:一般に2~3日の経過
   ・性格の変化*と行動の異常(挙動不審、気まぐれ、過敏)
・恐怖心による興奮と飼主に対する反抗、遠吠え
・異物を好んで刺激に応じて咬む
・咬傷部位の掻痒
・瞳孔散大
・性欲の亢進 など

興奮期:一般に1~7日の経過 (この期間が短く、すぐ麻痺期に移行する場合もある)
・落ち着きがなく、興奮状態となる
・異嗜(小枝、わら、石、土などを食べる傾向の多発)
・光や音の突然刺激に対する過敏な反応
・喉頭筋の麻痺による吠え声の変化(嗄声、長吠哀哭)
・顔貌の険悪化
・初回の痙攣発作中に死ななければ、麻痺期に入る

麻痺期:一般に2~3日の経過 (イヌではこの症状が最も多い)
・全身の麻痺症状による歩行不能(特に後躯麻痺)
・咀嚼筋の麻痺による下顎下垂と嚥下困難
・舌を口外に垂らしながら、流涎
・むせるような発声音(しばしば、イヌの喉に物が詰まったとヒトが勘違いして、イヌに咬まれてしまう)
・昏睡状態になり死亡

  *:冒頭のロシアにおける狂犬病のキツネでは、通常、キツネは人を恐がるが、狂犬病に罹ると性格が変化し、人を恐がらなくなり、さらに行動が変化して狂暴化するため、人が咬まれる事故が増えると考えられる。

3.ネコの狂犬病

前駆期:一般に1日の経過
・性格の変化と行動の異常(正常な行動からの突然な変化。愛らしいネコが突然引っかいたり、咬んだりして、うつ状態となり暗い場所に隠れようとする)
・性欲の亢進(雄ネコではペニスの持続性勃起がみられる)
・瞳孔散大 など

興奮期:一般に2~7日の経過 (ネコではこの症状が最も多い)
・筋肉の緊張増加、筋肉の単収縮、全身の筋肉の振戦、筋肉衰弱、流涎、神経過敏、攻撃性の増加
・目に入るものを頻繁に咬む
・嚥下筋肉の麻痺により唾液がたまり流涎を起こす
・痙攣は徴候が見えてからほぼ5日目に顕著となり、後肢麻痺が急速に進行

麻痺期:一般に3~4日の経過
・飲食困難
・全身麻痺
・徴候開始から3~4日以内に昏睡して死亡

◎ヒトにおける治療・発症予防

・狂犬病は一旦発症すれば有効な治療法はありません。ただし、昭和32年以降狂犬病の発生がない日本では、イヌやネコに咬まれた場合、通常は被害者が狂犬病ワクチンを接種する必要はありません。咬傷の処置と、破傷風の感染を予防するために破傷風トキソイドあるいは破傷風免疫グロブリンの投与を行えばよいとされています。
 ・狂犬病の常在地で、狂犬病危険動物に咬まれた場合には、
  1)ただちに傷口を流水と石鹸で十分に洗浄します。
  2)70%エタノールまたはポピドンヨード液で消毒します。
  3)できるだけ早期にワクチンと抗狂犬病ガンマグロブリン(抗体)を投与して、発症を阻止する必要があります(日本では、抗狂犬病ガンマグロブリンは入手困難)。 ワクチンは組織培養不活化狂犬病ワクチンのほうが副反応が弱いので良いとされています。
 WHO およびわが国では暴露後免疫(治療用としてのワクチン)は接種開始日を0として3、7、14、30日の5回接種が推奨されています。場合により、90日の6回接種します。

◎動物における対策・予防

 ・輸入検疫
 ・狂犬病予防接種
 ・狂犬病対応ガイドライン2001の徹底  「狂犬病対策研究会」編 「狂犬病対応ガイドライン2001」 (定価2,300円+税)は下記URLから発注できます。
                          株式会社インフラックスコム 

本特集についてご意見がありましたら、ペットポータル特集:狂犬病について、ペットポータルまでメールを下さい。不勉強な部分もあり、全てにお答えできないかもしれませんが、皆様と一緒に検討できれば、と願っております。

投稿者 Yuki : 11:18 PM | コメント (4)

1.狂犬病が日本で発生したら: はじめに

日本では、昭和32年以降国内での狂犬病の発生はなく、世界的にも珍しい国の一つですが、全世界では多くの国で狂犬病が流行し、年間4~5万人もの人が狂犬病で亡くなっています。

米国では、毎年数名が狂犬病で命を落とし、この3月30日にも米国カリフォルニア州の28歳男性が狂犬病と診断され、発症後の死亡は免れないとの報告があります(AP通信)。4月8日にはアリゾナ州のペットショップで、狂犬病に罹患した4ヶ月齢のオーストラリアシェパードが見つかっています(ProMed情報)。ロシアでも、狂犬病のキツネに今年25名が咬まれ、昨年は狂犬病のキツネに咬まれた22名の内、15名が死亡しました(BBC国際報道)。1999年には、韓国で51歳の男性が狂犬病のイヌにかまれて数ヶ月後に発症して死亡し、話題になったことをご記憶の方も多いと思います。

日本は島国であり、狂犬病予防接種が普及しているので大丈夫と、安易な考えからその危険性を認識していない人が非常に多いといわれています。昭和32年(1957年)以降、国内で発生がないということは、昭和32年生まれの大人の年齢は満45歳に当たるわけですから、自分自身が認識していない上、子供に狂犬病の恐さを教えられないのも無理のないことかもしれません。

ですが、海外では非常に問題視されていながら日本には入ってこないとされていたBSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病)が2001年9月に日本で発生しました。これは、国の対応が後手に回ったためですが、その後のわれわれ国民の反応も異常とさえいえるものでした。1頭のBSE牛が確認されただけで、パニック状態ともいえる様々な社会現象が生じました。だから、ペットポータルは本気で心配します、「狂犬病がもし日本で再発したら・・・」と。 

ペットポータルのいうパニックとは、人で死者が多数出ることを想定してはいません。 なぜなら、もし日本で仮に狂犬病ウイルスに暴露しても(狂犬病に罹っている動物に咬まれて、体内にウイルスが侵入しても)、暴露後ワクチン接種が実施されるので人の死亡例は極めて少なくなるだろうと考えられるからです。

しかし、BSE発生後に行われている一連の巨額を講じた国の対策(食用にと殺される牛の全頭検査、検査実施前の牛肉の買取り、使用禁止となった肉骨粉の廃棄処分など)や、マスコミのヒステリー状態、日本国内での消費者の反応(牛肉の買い控え、焼肉屋の倒産、豚肉・魚肉へのシフトなど)を考えると、狂犬病が発生した後の経済的損失や社会的混乱などは容易に予想できるではありませんか。

数年前、BSE問題が発生したときに、ペットポータルではBSEの発生に過剰反応は禁物(牛肉編)」と訴えてきました。 狂犬病が再発する危険性はゼロではないわけですから、もし再発することが不幸にしてあったとしても、冷静に対処することが最も重要です。

そのために、狂犬病に対して正しい知識を持つことが、まず重要だと考え、今回特集としました。

投稿者 Yuki : 11:15 PM | コメント (0)

October 01, 2003

URLは www.petportal.jp (小文字)です。

ドメインネームサーバー(DNS)設定がまだですので、IPアドレスがむきだしですが、個人的には、「ドメイン移転にやっと目処がついた!」と喜んでおります。

とりあえずはやれやれ、一から出直しです。
DNS設定が終われば、メルマガ「ペットポータル」の発行を月刊で再開したいと思います。
URLは、http://www.petportal.jp/です。
ブックマークをよろしくお願いします。


でも、ドメイン登録業者の選定には、注意が必要だと今回つくづく思いました。
大きな会社組織ならばともかく、個人で運営しているサイトさんでは、私のように、ドメイン取得や移転で思わぬ苦労や出費をされたところもたくさんおられるのではないでしょうか。ね!

もしよろしければ、皆さんのご体験をお教えください。

投稿者 yuki_moblog : 04:34 PM | コメント (0)