今年になって、宮崎県の2ヵ所で鳥インフルエンザの発生がみられ、そして今日、岡山県でも鶏が22羽死亡し、ここでも鳥インフルエンザではないかと考えられています。早速、簡易テストが行われ、その後、確定診断も行われると予測します。
来週も鳥インフルエンザについて、いろいろ論じられることでしょうが、TVをご覧になる場合でも、新聞の記事を読まれる場合でも、いつも以下の2つの視点の、どちらでその記事が書かれているかを考えて、観るあるいは読まれると良いと思います。
その視点は:
1.人が食べる食品(鶏肉・卵)の安全性/危険性の観点
2.鳥→人→人に感染する新型インフルエンザへの変化の危険性/大流行(パンデミック)の観点
の2つです。
この2つを、混同して論じている記事を多く見かけます。そして、その記事によって、一般の人々が不安に感じたりすることにつながっているのでは、と感じます。
1の食品としての鶏肉・卵の安全性については、鳥インフルエンザの発生に関する食品安全委員会委員長談話にあるように、鶏肉・鶏卵は安全と考えられます。
食品安全委員会:鳥インフルエンザの発生に関する食品安全委員会委員長談話
また、農林水産省および独立行政法人動物衛生研究所でもQ&A形式で述べられています。
農林水産省:鳥インフルエンザについて知りたい方へ
動衛研:鳥インフルエンザ Q&A
その点で考えると、私たち自身が冷静に対処すれば、宮崎県の新知事が心配されているような風評被害はほとんどないと思います。
2の新型インフルエンザが大流行するのではないか、という視点については、確かに危機感は必要です。
今はまだ鳥→鳥の感染が主ですが、もし鳥インフルエンザが人にも感染しやすい型に変化した場合、日本では2,500万人が感染すると考えられています。
厚生労働省:新型インフルエンザ対策関連情報
しかし、日本では鳥インフルエンザの発生があると、その農場の鶏の全羽処分など、厳正な対策が行われるため、日本で鳥→人の感染がにわかに起こるとは考えづらいと思われます。ですから、今後、宮崎、岡山(ここは未確定ですが)以外の地域で鳥インフルエンザが発生したとしても、いたずらに騒ぐ必要はないとペットポータルは考えます。
鳥インフルエンザが変化した新型インフルエンザは、海外で鳥→人→人または鳥→豚→人の経路で感染したインフルエンザ患者の方が、外国から日本に飛行機や船などで入って来ることから生じるのでは、と想定されています。
しかし、その場合も、流行する国が先にあると考えられ、日本に住む人々が準備をする期間は十分にあるでしょう。
Q7. 新型インフルエンザに感染しないようにするにはどうしたらよいのですか?
A7.インフルエンザの予防法は、一般に①充分に睡眠、栄養を取り体力を維持しておくこと、②湿度を保つこと(50%程度)、③帰宅時にうがい、手洗いをすること、④マスクをすること、⑤人ごみを避けることです。新型インフルエンザが発生した場合、⑥新型インフルエンザの流行地への旅行を控えることなどが加わります。( 東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課)
国や地方でも、以下のように対策を講じています。まず、我々としては、上記の一般的なインフルエンザの予防法を常日頃から実践することが重要です。
東京都福祉保健局:新型インフルエンザ対策
薬のことなら薬事日報ウェブサイト - 新型インフルエンザでガイドライン案‐感染拡大防止が柱
日本医師会:インフルエンザQ&A【医療従事者の方のために】(H.16)
日本医師会:インフルエンザQ&A(H.17)【一般の方々のために】