社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が毎年発表なさっている登録頭数を経時的にみてみました。
JKC紹介:登録数
1999年から2003年までは順調に対前年5~10%の伸び率で頭数が増えてきましたが、昨年遂に対前年を割り減少に転じました。
但し、これが日本での飼育頭数全体を反映しているものではありません。
ペットフード工業会の調査結果では、2003年の11,137千頭から2004年の12,457千頭へ11.9%も増加しているとのことです。
ちなみに猫の場合は、2003年の8,087千頭から2004年の11,636千頭へ43.9%の大幅増だとのことです。にわかには、信じがたい伸び率です。
話を登録頭数に戻しますと、犬種にも変化が認められます。
ダックスフンド(特に多いのはミニチュアダックス)は、1997年から8年連続で第1位で変わらず、チワワが2001年から4年連続で第2位につけています。
TV CFの影響もあるものと拝察しますが、2003年と2004年とでは第1位と第2位の間で小さな変化が起こっています。ダックスフンドは約12,000頭減りましたが、チワワは約7,000頭増えています。
但し、まだ差が7万9千頭もあるので、順位の逆転は急にはないものと思われます。
一時期、大人気となったラブラドール・レトリーバー(第9位)やゴールデン・レトリーバー(15位)のような大型犬種は年々順位を下げています。
米国や英国ではラブラドールレトリーバーが第1位を占めている状況とは大きく異なります(但し、執筆当時に調査して知り得たのは2001年の登録頭数です)。
今月のワンテーマ/2001年 JKC&AKC&KC 犬種別年間登録頭数
また、柴犬(11位)や日本スピッツ(33位)、秋田犬(56位)、甲斐犬(58位)、紀州犬(100位)、北海道犬(125位)など国産犬は本当に将来どうなってしまうの?というぐらい減ってしまっています。
また、人気が上位の犬は益々頭数が増えて、どんどん上位の犬種が全体の登録頭数に占める比率が上がっています。
2004年では上位10位までで75%を占め、上位3位までで50%を超えるようになってしまいました。
ここにも、日本の国民性があらわれていると思います。
しかし、上位3位で半分を占めるという状況は、もし流行が去ったらどうなるのだろうと個人的に心配してしまいます。また、一時的なブームで遺伝的に近親な個体同士の繁殖が進められた場合、遺伝病が発現する懸念も考えられます。
もし人気犬種のブームが去っても(流行はいつか下火になるものです)、最後まで愛するペットを飼い続けてくださるようお願いします。