共同通信社(7月8日)によれば、高病原性鳥インフルエンザウイルスは、中国南部に定着しており、根絶は困難であるとの調査結果が出たとのことです。
昨年末から今年初めにかけて東南アジアで猛威を振るい、
日本でも鶏などに感染が広がった鳥インフルエンザウイルス
(H5N1型)は、中国南部に定着しており根絶は困難、とする
研究を中国広東省のスワトー大や香港大などのグループが
まとめ、8日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
研究グループは「同ウイルスは世界的大流行を引き起こす
可能性がある。長期的視野に立った封じ込め策が必要だ」と
警告している。
また、Yahoo!ニュース - 海外 - 読売新聞社によれば、
中国南部ではほぼすべての年で、高い割合でフンからウイルス
が見つかった。特に気温が20度以下の10―3月で検出率が
高かった。(中略)このため、中国南部の家きんの間でウイルス
が生き延び、冬に活発化している
としています。
先の共同通信社の記事によれば、H5N1型のウイルスは1996年に遺伝子が混ざってできた雑種ウイルスで、中国では最初アヒルなどの水鳥に感染していたのが、2001年以降は鶏にも感染するようになったとのことです。
日本においては今年の冬も、鳥インフルエンザに対する注意が必要となるでしょう。
また、厚生労働省は、夏の海外旅行シーズンを前に、アジアや東南アジアに渡航する人へ『一般的なインフルエンザの予防に心がけるとともに、生きた鳥等を販売している市場等には立ち入らないようにして下さい。』との注意を喚起しています。
5月以降も高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されている国
(平成16年7月6日現在)
インドネシア、韓国、カンボジア、 タイ、中国、ベトナム
繰り返しになりますが、生きた鳥を販売している市場等には立ち入らないようにしましょう。
一般的な観光地や市中を観光されている分には、心配ないと思います。
=================== 追 記 ===================
厚生労働省が鳥インフルエンザへの注意を呼び掛けた通知の一部に誤りがあることが分かり、同省は9日、修正した通知を出し直した、とのことです。
同省は8日付の通知で、今年5月以降に高病原性鳥インフルエンザ発生が確認された国として、インドネシア、韓国、カンボジア、タイ、中国、ベトナムを挙げていましたが、韓国とカンボジアは誤りであることが国内の検疫所からの指摘で判明し、ウェブサイトも訂正し、全国の検疫所に対して改めて通知したとのことです。
新しい情報を提供しようとするのは難しいです m(_ _)m
投稿者 Yuki : July 8, 2004 11:02 PM