July 03, 2004

臓器移植で狂犬病感染 米CDCが初確認

米国で臓器提供者(ドナー)が狂犬病に感染していることを知らずに、臓器移植された4名が全員死亡するという事故が生じました。
米国では、人では感染がないものの年間7,000頭強の動物(アライグマ、スカンクなど)の狂犬病の感染があるとのことです。
今後の詳細な調査結果の発表が待たれますが、やはり動物で常在的に発生があると、人への感染の機会が生じるということではないかと考えます。

ペットポータルをご訪問下さっている飼い主の皆さんは、今年ワンちゃんに狂犬病の予防接種を行って下さっていると存じます。

「ほとんどの伝染病の流行を防ぐには、感受性集団(感染する可能性のある集団)のうちの70%が予防接種を受ける必要がある」と19世紀にルイ・パスツール(Louis Pasteur)博士は予測しました。現在でも、この70%ルールの有効性を世界保健機関(WHO)や米国疾病対策センター(CDC)などの世界的な公衆衛生機関が認めています。
今年の狂犬病予防接種率は何%だったのでしょうか。
誰かが予防しているだろう、という考えでは、問題が起こったときに対処できません。
今はまだ、日本で動物でも狂犬病の発生の報告はありませんが、日本のように発生のない国はむしろまれです。
■ペットポータル■: 渡り鳥がウイルス持ち込み 鳥インフルエンザで報告書で書きましたように、周辺国から持ち込まれてしまう危険性があることを認識すべきだと思います。

もし愛犬の狂犬病の予防接種がまだの方、ぜひ予防なさいますようお勧めします。

以下は記事です。重要な記事ですので、全文を転載します。共同通信社様に深謝します。

臓器移植で狂犬病感染 米CDCが初確認

記事/提供:共同通信社

【ニューヨーク7月1日共同】米政府の疾病対策センター(CDC)は1日、臓器移植で
狂犬病に感染し、死亡した事例が国内で初めて確認されたと発表した。
 それによると、臓器提供者(ドナー)はアーカンソー州の住人で、5月4日に死亡。
肺、腎臓、肝臓が摘出され、4人に移植された。1人は手術中に死亡。
テキサス、オクラホマ両州で移植手術を受けた他の3人もその後に死亡し、解剖で
狂犬病感染が確認された。
 ドナーは死亡時に狂犬病の症状を示していなかった。臓器移植に際しての適格
検査には狂犬病の検査は含まれていない。
 CDCによると、角膜移植では過去に狂犬病が感染した例がある。
 狂犬病は通常、感染した犬などの哺乳(ほにゅう)類にかまれたりしてウイルスが
感染、中枢神経が冒されて死亡する。
 CDCによると、狂犬病は2001年にハワイを除く米国内で動物の感染例7437件が
報告され、その93%はアライグマ、スカンク、コウモリ、キツネなどの野生動物が
占める。人間の感染例はなかった。


投稿者 Yuki : July 3, 2004 11:59 PM
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